こんにちは Nanaです。
私は事故で救急車で病院に運ばれ入院ということで入院するにあたって持ち物を用意できませんでした。
その中であれこれと必要だなと思った物を家族に持ってきてもらったりしていました。
そういう中でこれが無いと困ったというものや入院している中でこれが欲しいと思った物を今回はまとめていきたいと思います。
これを参考にして、入院の際の準備をしてもらえれば幸いです。
(これがあったらよかった!など思い出したら、随時更新予定です)
入院手続きの必要なもの
入院手続きに必要なのは健康保険証、病院の診察券、現金、筆記用具(ボールペン)、印鑑です。
現金は入院に際して入院保障金が必要な場合や入院生活中にも必要になります。
また、筆記用具と印鑑は入院同意書や手術同意書などにサインをするときに使いますので、ボールペンを用意しましょう。
入院生活に必要なもの
まず、最低限入院生活をする上でないと困るものについてまとめてみました。
衣服類
パジャマなど入院中に着るもの
入院中にはパジャマ姿で過ごす時間が長くなります。パジャマは自分で用意するのもいいですが、前開きのものでないと入院中には処置の際に不便です。
個人的には1日数百円から利用できて、毎日着替えが出来る病衣のレンタルサービスの利用をおすすめします。
これは入院時に窓口や病棟で申し込むことが出来ますので、検討してみてください。
上に羽織って着ることが出来るもの
病院内はエアコンが入っていますが、体調にもよっては肌寒さを感じたりするので、羽織れる上着(カーディガンやベスト、ブランケット)を用意する必要があります。
入院中には売店やリハビリルームが別棟にあって移動することもありますので、注意が必要です。
下着類
下着類の着替えは3日分位を用意して、病棟内の洗濯室で自ら洗濯したり(洗濯機が200円/回、乾燥機が100円のことが多い)家族に定期的に着替えを持ってきてもらいます。
また、自分で洗うのが出来ない場合には私物の洗濯をしてくれるサービスや看護助手さんに手伝ってもらうことも出来ます。
タオル類
フェイスタオルとバスタオルがありますが、バスタオルは入浴の機会も限られているので自宅にいるときよりは必要ありません。
ですが、フェイスタオルは使用用途が多く、氷枕を巻いたり、洗面のときに顔を拭いたり・お風呂以外でも使うことが多いので多めにあった方が良いです。
また、枕が合わない事もあるので、タオルで枕の高さを調整するのにも重宝します。
タオル類は自分で用意してもいいですが、病衣のレンタルサービスと同様にレンタルもありますので、レンタルサービスを利用をした方が気楽です。
履物
入院中に履物はなんでもいいと言われますが、普段から履いているようなスニーカーやクロックスタイプのサンダルなどすべりにくく歩きやすい物がおすすめです。
スリッパはつまずくことがあるので、思わぬ転倒の危険性もあるので避けた方が無難です。
また、靴紐があるようなタイプの靴も脱いだり履いたりするときに大変ですので、避けた方がいいです。
リハビリのときには別の靴を用意してくださいと言われることもあるので、その際は指示に従ってください。
食事用品
箸やスプーン、フォークなど
食事のときに使う箸やスプーン、フォークなどは自分で用意しないといけない場合があります。
病気や怪我の状態によっては箸で食事が厳しいこともあるので、状況に応じた物を用意しましょう。
私は利き腕の骨折だったので、利き腕じゃない方で箸を使っての食事は時間がかかってしまって大変で、スプーンやフォークをメインで使っていました。
また、この食器類は食事後に自分で洗う必要性があるので私のような状態の人だと、使い捨ての割り箸とプラスチック製のスプーンやフォークを用意するというのもおすすめです。
洗面用具・日用品
歯ブラシ、歯磨き粉、洗口液
歯ブラシや歯磨き粉は旅行用のセットを買って持っていくか、普段から使い慣れているものを持って行きます。
短期の入院ならば、あまり問題はないかもですが、長期になると特に歯磨き粉は自分が普段使っているものの方がいいと思います。
また、私のように利き腕が上手く使えない人には洗口液もあった方がいいと思います。
その他の歯磨き関連では普段使っている方は電動歯ブラシやデンタルフロスを持参するのも忘れないようにしましょう。
入院中の歯磨き事情についてはこちらで紹介をしていますので、初めての入院で不安な方は一度目を通してみて下さい。

割れないマグカップ
100均で売っているようなプラスチック製の取っ手がついたマグカップでいいです。
ですが、食事のときなどにお茶を配ってくれるので、その時に使う湯のみ用と歯を磨いたあとに使う分の2つを用意した方がいいです。
湯のみ用のマグカップは蓋がついているものだと、飲み残したときに蓋をしておけば、埃などが入らないのでおすすめです。

シャンプー、ボディシャンプー、リンスやコンディショナー、石けん
入院中は毎日のようにお風呂やシャワーに入れるということは少ないです。
病院のシャワー室に準備している場合もありますが、入浴のときに使うためにシャンプーやボディシャンプーなどを用意した方が無難です。
家庭で普段使っているような大型の物だと病室からお風呂へ持って行くときに大変ですので、別の容器に詰め替えるか旅行用の小さめの容器のものを選ぶようにしましょう。
ですが、普段使っていないようなシャンプー、ボディシャンプーを使うと入院中は体調もよくないので、肌荒れなど思わぬトラブルにもなったりします。
また、洗うときに使い慣れたスポンジや垢すりタオルなどがある場合はそれも持っていくといいです。
入院中のお風呂事情についてはこちらで詳しく紹介してあります。

ティッシュペーパー
ポケットティッシュではなく、ボックスタイプのティッシュを1箱用意しましょう。
病院の売店でも売っていますが、少し割高なので自宅から持っていく方がおすすめです。
眼鏡やコンタクトレンズ関連品
眼鏡をかけてる場合には眼鏡拭き。コンタクトレンズを使っている場合には替えのコンタクトレンズや洗浄液など旅行の時に持っていくような感じに準備をしてください。
ですが、普段はコンタクトレンズを使っている場合でも眼鏡を持っているならば、眼鏡を利用する方が気楽でおすすめです。
服用している薬とお薬手帳
入院中は服用している薬を病院側に預けます。
そして、入院中に処方される薬と一緒に毎日看護師の人から、薬を飲む時間に配布されます。
また、入院中に薬剤師の人が来て、どんな薬を飲んでいるかや薬の副作用の経験について聞かれたりします。
その時に飲んでいる薬と過去に飲んでいた薬が分かるお薬手帳、そして、常用しているサプリメントがあればそれも伝えてください。
入院中にあると便利なもの
続いて、必須ではないけれど準備しておくと便利だったり、入院生活のストレス軽減に役立つと思う物をまとめてみました。
全てが必要なわけではないので、どういうときに使うというのを把握した上で必要だなと思ったら用意してください。
日用品
アイマスク
消灯後も大部屋で廊下側の場合には廊下の光が気になって眠れないということがあります。
普段寝るときに電気を消して真っ暗じゃないと寝付けないという人はアイマスクを用意すると明るさが軽減されるので用意するといいです。
ですが、アイマスク自体も普段から使っていないと違和感があるので、使い心地のいいものを選ぶようにしましょう。

ウェットティッシュ
食事のときにはおしぼりが配布されますが、こぼしたりしたときなどのためにウェットティッシュを用意しておくと便利です。
何かを拭きたいと思ったときにも使えますので、意外と量を使います。
大きいボトルタイプで準備しておくといいです。
S字フック
100円ショップなどで売っている金属製のS字フックです。
売店やリハビリルームへ行くときに持っていくバッグや物を入れたビニール袋を下げておくのに便利です。
2~3個用意しておけば大丈夫です。
シェーバー
入院中に髭を剃る際にはT字カミソリが禁止されている事も多いので、電気シェーバーを用意する必要があります。
私の入院中の感覚としては毎日剃らないという人もそれなりにいたので、髭が伸びてるのが気になるという人は準備するくらいでいいと思います。

清拭剤(せいしきざい)
入院中には毎日、お風呂に入れない事のほうが多いので、体を拭くために使います。
お風呂に入れない日でも看護師さんが体を拭くためのタオルを配ってくれますし、頼めば持ってきてくれるので、必須ではありません。
ですが、汗をかきやすい夏場や顔を拭きたいというときにはあった方がいいです。
洗濯洗剤
病衣やタオルをレンタルせずに洗濯を自分でするという際には洗濯洗剤を自分で用意する必要があります。
入院中は思うように体を動かすことが出来ないこともありますので、洗濯機のところまで重い箱の粉洗剤を持っていき、1回分を入れるというのが大変です。
その点、ボール型の固形洗剤ならば、1つ持っていくだけでいいのでお手軽です。
洗濯バサミ
普段使っているタオルを干しておくのに使います。
また、ナースコール用のスイッチをベッドから落としてしまったりするので、大きめの洗濯バサミを使ってケーブルをベッドの柵に固定するのにも使えます。
入院中は片腕に点滴がついていたりして、思っている以上に動きにくかったりするので、ナースコールのスイッチを拾うのが大変だったりします。
卓上カレンダー
短期入院の場合には必要ありませんが、長期入院していると今日は何月何日で何曜日?となったりします。
怪我で入院の場合はカレンダーで自分が今日で入院して何日目なのか把握することで、あとどれくらいで治ると目処がたってポジティブな気持ちになれたりもします。
ハンガー
上に羽織る物をかけておくので、ワイヤーハンガーで大丈夫です。
爪切り
爪切りは病院でも貸してくれるので、短期の入院では必要ありませんが、特に人が使ったのを使うのは嫌な人は自分で準備をしておいた方がいいです。
手鏡
病室に鏡がない場合もあるので、100均でも売っているような小さい鏡があると便利です。
ビニール袋
レジ袋などのビニール袋に物を入れて、S字フックを使って、ベットや棚にかけておくと便利です。
他にも汚れた下着をしまっておいたり、ゴミ袋として利用する。
シャワー室に行くときに着替えやシャンプーなどを入れて持っていくなど使い道は多様なので多めに用意しておくといいです。
耳かき・綿棒
短期の入院ではあまり必要性を感じませんが、耳の掃除がしたいときように持っているといいかもしれません。
耳栓
個人的には必要なものに近いです。
どうしても大部屋だと他の患者さんのいびきが気になって眠れないことがあります。
ですから、睡眠時のいびき対策として持っているといいです。

電化製品
イヤホン
テレビを見るとき用のイヤホンやラジオを聴くとき、スマートフォンやタブレットで音楽や動画を楽しむときにも使いますので、大部屋の場合には必須アイテムです。
普段使っているイヤホンで構わないですが、テレビを見る際には長めの物が必要になるので、専用のイヤホンまたは延長コードが必要になります。
入院中のイヤホンの使用については別記事で詳しくまとめていますので、あわせてお読みください。


延長コード
大部屋に入院した場合はコンセントが1つしか使えないことが多いです。
複数の電化製品を使う場合には延長コード・電源タップが必要となりますので、準備しておいて間違いはないものの1つです。
電源タップの中にはUSBポートがついているものもあるので、スマートフォンやタブレットを持っていく場合にはそれを使うと便利です。
用意する場合にはコンセントからの距離を考えてある程度長めのものを用意しましょう。
詳しくはこちらをどうぞ。

置時計
病室に時計が無いこともあるので、デジタルの置時計を1つ用意しておくと時間を確認するときに携帯電話を探さなくてもいいので便利です。
スマートフォン・携帯電話
携帯電話、スマートフォンは持っていかないという人の方が珍しいかもしれません。
スマートフォンがあれば、ゲームをしたり音楽を聴いたり動画を見たりといろいろと入院中の暇つぶしになります。
また、家族や友達と連絡するのにも使えますから、必須アイテムに近いです。
ただ通話に関しては病室内での利用は出来ませんので、エレベーターホールや談話室など決められた場所で利用してください。
スマートフォン・携帯電話用充電器
入院中は暇なためにスマートフォンを普段の生活よりも使う傾向にあります。
その分、電池の消費も早いですので本体を持っていくならば、充電器は必須アイテムです。
また、入院中にはモバイルバッテリーを持っているとスマートフォンを充電する際に本体を放置しなくていいので、防犯上よかったりします。
これについては詳しくはこちらの記事で紹介しています。

スマートフォン・タブレット端末用アームスタンド
必須のアイテムではありませんが、寝たきりの状態や片手しか思うように動かせないときには重宝するアイテムです。

タブレット端末(iPadなど)
スマートフォンで出来ることも多いですが、動画を見たり本を読んだりするときには大きな画面のタブレット端末の方が適しています。
ポケットWi-Fi
入院中には普段よりもスマートフォンやタブレットを使う傾向にあります。
ですので、問題になってくるのがデータ通信量です。
病院内にフリーのWi-Fiがあって使えるという方が少ないので、動画を見て暇な時間をつぶそうかなという人にはポケットWi-Fiは必須のアイテムです。
1日からのレンタルが可能ですし、入院先に届けてもらうことも出来ますので、必要性を感じたら借りるという方法でも大丈夫です。
入院先に荷物を届けてもらう方法についてはこちらの記事をどうぞ。

ラジオ
消灯後はテレビを見ることが出来ませんので、寝るにはちょっと早いなというときなどにラジオを聴いて過ごしたりします。
ですが、ベッドの位置が窓側ではなく廊下側のときは受信状況が悪いことがあります。
入院中のラジオの使用についてはこちらの記事にまとめてあります。

飲食物
ジャム
朝食をパンとごはんで選べるという病院食の病院もあります。
パンの際に普段使っているようなジャムやマーマレードなどを持ち込むのがおすすめです。
ティーバッグ
病院内でお湯が使える場合は、ティーバッグを用意しておくと自販機で購入する飲料が減らせます。
特に冬場の入院では暖かい飲料が欲しいことも多いので、おすすめです。
ふりかけ
病院の食事はご飯がちょっと多めだったり、味付けが薄いと感じる人が多いです。
普段はふりかけを使わないという人でも持っていくと重宝します。
出来れば、毎日違う味がいいなという人には小袋タイプのふりかけがいいです。
入院中におすすめなふりかけはこちらで紹介してあります。

ペットボトルカバー
売店や自販機で買ったペットボトルの飲料がぬるくならないようにするのに使います。
一見不要にも思えますが、入院中には自販機で水などを購入して飲むことが多いので、ペットボトルカバーを持っているとぬるくならなくて非常に役に立ちます。
厚手で温まりにくい素材を使ったものを選ぶのがおすすめです。
ペットボトルストロー
ペットボトルのフタにストロー穴とストローがついたもので100均などで購入ができます。
私は利き腕を骨折していたのでペットボトルのフタを開けるにも一苦労という状況でした。
病状によっては起きるのもちょっとという場合もありますので、ストローがついていれば、飲みやすく便利です。
文房具
A4クリアファイル
入院中には入院計画書、検査結果や手術同意書など様々な書類をもらうことがあります。
そのままにしておくと汚れたり紛失してしまいますから、A4サイズのクリアファイルを複数枚用意しておいて整理しておくといいです。
また、退院する際にも領収書や退院証明書など思っている以上にもらう書類は多いです。
ノート・手帳
入院中には病気や怪我の状態について、医師や看護師、理学療法士、作業療法士などから説明があったりします。
私はリハビリのときにどういうトレーニングを自主的にやったらいいかと教えてもらっていたので、その内容を小さなノートにメモしていました。
ポストイット
看護師さんや看護助手さんに何かを頼みたいけれど、ナースコールをするにはちょっと忙しそうだなというときにポストイットに伝言を書いて置いておきます。
これを使うと自分が検査やリハビリでベッドを離れているときでも伝えることが出来ますので便利です。
利用するものは大きめで目立つ物がおすすめです。
マジックペン(油性)
入院中の荷物には名前を書いておく必要があります。
入院するときに持っていった物ならば、名前を書いていますが新たに売店やインターネットで購入したものに名前を書くために油性のマジックペンが必要となります。
直接名前を書くのが難しい場合にはマスキングテープや養生テープに名前を書いてから貼るのがおすすめです。
マスキングテープ
大部屋で冷蔵庫が共有の場合に自分の物に名前を書いて貼っておくのに使います。
また、入院時には持ち物に名前を書く必要があるので、マスキングテープを貼った上に書くようにしておけば、後から綺麗にはがせます。
※ただし、水に濡れるものには弱いので、濡れるものは養生テープを使うといいです。
暇つぶしグッズ
入院中には暇だと感じる人が圧倒的です。
暇つぶしの方法は人それぞれですが、大まかに例をあげてみるとこんな感じになります。
- テレビを見る
- ラジオを聴く
- 音楽を聴く
- 映画やドラマを見る
- 本を読む
- 勉強をする
- ゲームをする
趣味的なことをしていると暇だと感じなくなりますので、自分が好きなこと楽しいと思える物を持ち込むといいです。
暇つぶしの方法はこちらで色々とまとめてありますので、何をして過ごそうかなと思っている人は参考にしてみてください。


その他
お金
売店や自販機での買い物や洗濯、病室内のテレビを視聴するために必要なテレビカードを購入するために使います。
ですが、防犯上の問題もあるので、お金は小さい財布に入れるなどして多額のお金は持たないようにした方がいいです。
また、洗濯機を使うときには100円玉、テレビカードの自販機は1000円札しか使えない事が多いので、用意しておくといいです。
ぬいぐるみ
入院中には様々な不安にかられたりします。
そして、身近な人と一緒に過ごせる時間も少ないですから、気が紛れるようなぬいぐるみがあると心が落ち着いたりします。

最後に
あれこれと入院中に必要なものとあったら便利というものを列挙してきました。
振り返ってみるとあれもこれもと色々と出てくるので、書いている本人もある意味びっくりです。
全部持っていくとなると大荷物になりますので、この中から自分で必要そうだなと思ったものをチョイスして持っていくようにしてください。
また、これもあったらいいなというのがあれば随時追記していきたいと思います!
入院生活の準備の不安が少しでも軽減してもらえれば嬉しいです。