こんにちは Nanaです。
若い人ならば、最近は当たり前のようにスマホを持っているので、それでゲームをしたり動画を見たりなど色々と入院中の暇つぶしのバリエーションがありますよね。
しかし、私の父の友人もそうなのですが、高齢者の方はスマホを上手く使いこなせない方や持っていない方も多くいらっしゃいます。
その代わりに、私が入院していたときに入院されていた高齢者の方は趣味に時間を費やされてる方が多かった印象があります。
そこで高齢者の方は入院中にどんな暇つぶしをしていたかを自分の親が入院したときのためにと思い、アンケート調査をして、まとめてみました。
患者さんの状態(自分でベッドから動けない、目が使えないなど)に合わせた暇つぶし方法が見つかれば幸いです。
この記事の目次
電子機器の持ち込みが制限されていても出来る暇つぶし
定番はテレビ
テレビカードが高い(1分1円など)とはいえ、多くの方が暇つぶしにされているのがテレビの視聴です。
男性の方などは日中は仕事のため家にいない時間のテレビ番組が多いですよね。
そういう方にとっては普段見ていないようなバラエティ番組やドラマなど様々なジャンルの番組を観るのは新鮮で楽しいなんてことも!
テレビを観るのがとにかく好きという方にはお見舞いの際に病院のテレビカードをプレゼントするというのもありですね。
脳トレして、認知症予防を!
入院中はすることがなく、ぼーっと1日が過ぎていく感じがしますよね。
そんな生活ですから、入院中や退院後に認知症になると困ると考える方は本人、ご家族ともに多いようですね!
そこでオススメなのがクロスワードパズルや数独、ナンプレなどの本をプレゼントすることです。
ずっとテレビを見て過ごすとので、金銭的負担も増えますよね。
ですが、クロスワードパズルなどの本は1冊あればかなり長い期間出来ます。
そして、このような本は病院内の売店でも簡単に手に入り、散歩がてら購入しに行くというのも本人の刺激になるのでいいですよね。
また、採血や検査などで中断したりしても大丈夫ですし、ベッドから動けなくても大丈夫!
何よりも熱中して取り組める分、暇だと感じる事がなくなり、完成すると達成感があるそうですよ!
解けない問題があれば、面会に来た家族や知人との話の種にもなって、入院生活が充実したなんて声も!
ジグソーパズル
ジグソーパズルもクロスワードパズルなどと同じで手も頭も使うのでおすすめです。
また、完成したときの達成感もありますし、完成品を飾ることも出来ますので本人が興味をもってくれたら1つプレゼントしてあげるのはどうでしょうか。
時間があるからこそ、読書!
時間があるからこそ、読んでみたかった本を読むというのも暇つぶしにはうってつけです。
一冊読むのにもそれなりに時間がかかりますし、何よりも読書って熱中できますよね。
それに知らなかった知識をが増えるって、脳にも刺激になって認知症予防にもいいですよね。
本は談話室内にもあるので読書が好きな方にとってはハードルが低い暇つぶし方法です。
それでも足りない時や読みたい本があるという場合にはお見舞いの際に新しい本を差し入れしてあげるといいでしょう。
ですが、本をお見舞いで持っていくのは重さもあり、ちょっと大変という方は電子書籍端末やタブレットを利用するのがおすすめです。
また、Amazon Kindle Unlimitedを利用すると、本だけではなく雑誌も読み放題になります。
また、普段はマンガを読まないような高齢者の方でも、完結しているマンガのセットなどはストーリーが気に入ると、この後どんな展開になるんだろうと気になって熱中してくれるなんてことも!
新聞を読む
普段ってなかなか新聞を隅から隅まで読む時間ってないですよね。
でも入院生活は時間ならたっぷり! ですから、新聞を隅から隅まで読んで、世の中のことに詳しくなったなんて方も。
また、新聞は自分で動ける場合には病院内の売店へ購入しに行けますので、散歩にもなりますし日課ができると生活にメリハリが出ていいですよね。
私が入院しているときにも日課として、朝食後に新聞を購入しに行き、午前中は新聞を読むという方もいらっしゃいました。
将棋や囲碁
私が入院していたときに仲良くしてもらった方が励んでいたのが詰将棋でした。
時間があるからこそ、あれこれと考えて家で詰将棋をしているときよりも頭が冴えるなんて言ってましたよ。
周りにも同世代で同じ趣味の方がいると対戦相手にもなったりしてくれる可能性もありますし、友達が出来たら入院生活は楽しくなりますよね。
また、その方はテレビで将棋の番組があるとその時間はテレビの時間だなんて言って楽しまれてましたよ。
俳句
紙とペンだけで出来てしまう暇つぶしです。
なんとなく眺めている病室の窓からの景色でもあれこれと思いつき、お見舞いに来た方に作品を披露するのが楽しみになるという方もいるそうです。
確かに俳人で有名な正岡子規も病床からすばらしい俳句を作っていましたから、意外と向いているものなのかもしれませんね。
塗り絵
元々、芸術的な趣味がある人ならば、大人の塗り絵を勧めてみるのはどうでしょうか。
塗り絵をすることで、手先も動かしますし、ここはどういう色にしようかと配色を考えることで頭も使いますから、脳への刺激もありますよ。
また、お見舞いに来た家族に完成したのを見せるのも本人にとっては達成感があるのでいいのではないでしょうか。
旅行の計画をたてる
旅行が好きな方ならば、以前から行ってみたいと言っていた場所の旅行ガイドブックをプレゼントしてみるのはどうでしょうか。
あれこれと退院してから行く旅行のことを考えるだけでマイナス思考から解放されますし、リハビリも旅行に行くために頑張らないとと前向きになってくれるかもしれません。
また、スマホが使える方ならば、ガイドブックでは分からない情報を調べて、綿密に計画を立てる事もできますので暇つぶしと気分転換にいいと思います。
電子機器の持ち込みが必要な暇つぶし
ラジオ
テレビはテレビカードの負担もあるし、長時間だと目が疲れたり、眼の手術をして他のことは出来ないなんて方にオススメなのがラジオの視聴です。
ラジオを聴いていると、世の中で何が起きているかニュースを知ることも出来ますし、刺激にはなりますよね。
また、気に入ったラジオ番組が出来たり、好きな音楽が流れるというのも楽しいですよね。
そして、若い世代と比べてラジオは高齢者の方にとっては昔から身近にあったものですから、抵抗がないのもいいですね。
ですが、イヤホンを使用するので音漏れには注意が必要です。
DVDを観る
普段はなかなか観ることが出来ないですが、時間があるからこそ懐かしの映画やドラマを観たいなんて方もいらっしゃいます。
普段使っているDVDプレイヤーを持ってきて、使用する事ができれば機械に抵抗がある方もすんなりと楽しめます。
ですから、電子機器の持ち込みが病院で禁止されていなければ、差し入れてあげるのを考えたいもののひとつです。
その際には病院の近所にDVDをレンタル出来るお店があるかどうかを確認しておくと、本人がこれが観たいといったものをすぐに借りて差し入れすることが出来ますよ。
音楽鑑賞
病院に入院中って、気分がふさぎ込みがちです。
そんなときに音楽を聴くと、元気をもらえますよね。
お年寄りで機械に抵抗がある方でも音楽プレイヤーくらいなら簡単に使うことができます。
ですから、お気に入りの曲を入れてあげた音楽プレイヤーを差し入れしてあげるなんて事もおすすめです。
写真を見て過ごす
入院していると、将来の不安なんてのも湧いてくるものです。
そういうときに楽しかった思い出の写真や家族の写真が入ったフォトフレームを眺めて過ごすというのはどうでしょうか。
また一緒に旅行に行ったり、楽しい思い出をこれから作っていくんだと本人の気持ちを奮い立たせる効果もあるのではないでしょうか!
最後に
どれだけ楽しい暇つぶしの方法があったとしても、入院生活は老若男女問わず不安や寂しさがあるものです。
入院している本人にとっては家族や友人が訪問してくれることが、本人も気がまぎれるし、おしゃべり出来て楽しいことですよ。
本人の病状にもよりますが、理想は毎日1人でも多くお見舞いに行ってあげることではないでしょうか。
また、色々と暇つぶし方法を紹介してきましたが、本人が興味がなさそうと感じる物を強制するのはやめるようにしましょう。
この中から、これはどうだろう? こっちの選択肢はどうかな?と興味を示しそうなものを紹介してあげるようにしてくださいね。
本人が入院前から趣味にしているものがあれば、それが入院中に出来るものならば、出来るようにしてあげるのがベストだと私は思います。
入院されている本人も介護されているご家族も大変だとは思いますが、一日も早く回復されるようお祈りさせて頂きます。