こんにちは Nanaです。
フリーランスや自営業の人にとっては入院中も仕事を完全にオフにすることって、難しいですよね。
ですから、メールで連絡をしたり、作業をしたりするのにどうしても持ち込みたいのがパソコンです。
今回は私が入院中にパソコンを持ち込み、仕事をしてみた経験から、持ち込むときの注意点などについて紹介していきます。
この記事の目次
入院中にパソコンは持ち込めるか
最近では多くの病院でパソコンの持ち込みが可能なところが多いようです。
ですが、私の入院していた病院では病室で利用するのは個室の患者さんのみで、大部屋の患者さんは談話室での利用というルールになっていました。
ですから、パソコンが持ち込めるかを知りたい場合には入院先の病院からもらう入院のしおりや病院のホームページで事前に確認をすると分かるはずです。
病院によって、対応は様々でうるさいところになると電気かみそり、ラジオ、ドライヤー以外はダメ!なんてところもあります。
パソコンはおろか携帯電話もNGですからね…
こういう病院に入院する際は素直に諦めるか、仕事を続けられる環境の入院先を探すという選択になりそうですよね。
ただし、大部屋ではダメだけれど個室なら、パソコン持ち込んで仕事してもいいよという病院もありますので、どうしてもという場合には問い合わせをして、交渉してみてください。
ちなみに私が入院していた病院はこんな感じでした。
- 入院中のパソコンの持ち込みは可能
- 個室ならば、部屋でも利用が可能
- 大部屋の場合は部屋で利用は不可
- 大部屋の患者さんは談話室でパソコンを利用する
パソコンを持ち込む際の注意点
ネット環境は自前で用意する必要がある
入院している患者さんや来院中の患者さん向けの公衆無線LANを提供しているという病院は少なく、私が入院していた病院にはありませんでした。
ですから、自前でネット環境を用意しないとパソコンを持ち込んでもインターネットは使えません。
ネット環境としては持っているスマホを使ってテザリングをするか、モバイルWi-Fiを利用するという方法があります。
テザリングとモバイルWi-Fiをレンタルどっちがいい!?
選択肢は2つあるけれど、どっちがいいのか困ってしまいますよね。
基本的にはスマホのテザリングだとデータ通信の制限に引っかかる可能性が高いので、長時間使うという方はモバイルWi-Fiルータを用意した方がいいです。
ですが、入院中に使うならという前提でメリットとデメリットをまとめてみました。
テザリングの場合
テザリングを利用する場合のメリットは既に持っているスマートフォンだけで利用が可能という点です。
ただし、キャリアによっては追加料金や契約が必要となりますので注意が必要です。
※ドコモは申込み必要なしで無料で利用が可能。
※auとソフトバンクはテザリングオプションの申込みが必要で、契約プランによっては500円の別料金が発生する。
参考 テザリングオプションの申込みau 参考 テザリングオプションソフトバンクテザリングを使用するのは手軽さという面ではすごくいいのですが、デメリットもいっぱいあります…
まず、スマートフォンのデータ通信を使うので、契約しているデータパックの枠を超えてしまい速度制限がかかる可能性がある。
よく動画を見すぎて速度制限がかかるっていうのと同じあれです。
次にスマートフォンをルーターのように使うので、スマートフォンのアプリと通信が常にアクティブとなり、バッテリー消費が激しいので長時間の使用は難しい。
ずっと充電器に挿しっぱなしというのもありですが、スマートフォンのバッテリーのためにはよくないですからね。
そして、最後にスマートフォンでインターネットを閲覧する場合と比べて、テザリングでのインターネットは通信速度が遅いと感じる。
なかなかページが読み込まないとイライラするタイプの人には不向きです。
モバイルWi-Fiをレンタルする場合
モバイルWi-Fiをレンタルする場合のメリットとデメリットはテザリングの場合とほぼ逆になります。
メリットとしてはスマートフォンでのテザリングと比べて、はるかに通信速度が速く、データ通信量もほとんど気にする必要がありません。
逆にデメリットとしては普段から契約しているポケットWi-Fiがない場合には新たにレンタル先を探して、レンタルする手間がかかる。
そして、ポケットWi-Fiのレンタル代金が別料金としてかかる。
こうやって見るとテザリングは手軽に使えるというくらいしかメリットがないので、短期の入院やメールのやり取りや少しのインターネットくらいですむという方ぐらいしかおすすめできません。
本格的に入院中も普段のように仕事をしたいと思っている方や、仕事以外の時間の暇つぶしで動画を見たりインターネットをして過ごしたいという方はモバイルWi-Fiをレンタルしちゃった方が快適な入院生活をおくれると思います。
ただし、UQ WiMAXは高周波数帯を使っているので、病院内などの建物内には電波が届きにくいこともあるので注意が必要です。
ですから、普段から使っているものがUQ WiMAXの場合は1度病院内で使えるか試してからになりますが、新規に借りる場合はUQ WiMAXを避けた方が無難です。
パソコンの電源の確保
パソコンが使えて、インターネット環境もある!
ですが、電源を確保出来なければパソコンもモバイルWi-Fiも充電が切れてしまいますよね。
コンセントはベッドのヘッドボードや床頭台などについていますが、ここで問題になるのが電源ケーブルが届かない事があるということです。
私の入院先ではスマホを充電するにもiPhoneに買ったときに着いてきたケーブルの長さだと全然ベッドまで届きませんでした…
ですから、電源タップ・延長コードが必要になってきます!
そこでおすすめなのが、USBポート付きの電源タップを利用することです。
USBポートが付いていることで、ノートパソコンを使用しながら、スマートフォンやタブレット、モバイルWi-Fiも一緒に充電出来ますので便利です。
ただし、購入の際には十分に長さが足りるかどうかいつも以上に何メートルかを確認してから購入するようにしてください。
大体の場合は2~3mあれば、大丈夫です。
入院中 持ち込む延長コードの長さはどれくらい必要? おすすめのタイプを紹介!入院中でも、Amazonで購入する方法についてはこちらを参考にしてください。
病院に入院中! Amazonなどで購入し宅配便に配達してもらうための方法まとめまた、病院によってはパソコンなどの電化製品を使う場合には1日いくらと電気代を別途とられることもあるので注意が必要です。
パソコンや周辺機器の盗難対策
パソコンを持ち込むことは許可さえあれば、可能ですが問題となるのがパソコンやルーターなどの周辺機器の盗難です。
常にパソコンが自分の目につく場所に置いておければいいのですが、トイレに行ったりお風呂や検査などどうしてもパソコンから離れてなくてはいけない時間があります。
思っている以上に病院内での盗難はありますので、しっかりとワイヤーロック型の防犯グッズを利用して、盗難対策をしなくてはなりません。
詳しくはこちらで紹介していますので、合わせてお読み下さい。
入院中 パソコンを持ち込むときに必要な盗難防止対策あれこれ!入院中に仕事をするのは結構難しい
あれこれと入院中にパソコンで仕事をするときの注意点について紹介をしてきました。
確かに普段使っているノートパソコンとインターネット環境があれば、仕事が出来る環境は揃います。
ですが、私の場合は入院中に仕事をするというのは難しいなと感じることがとても多かったのも事実です。
集中出来ない
まず、私はどちらかと言えばカフェとかで仕事をするのは苦手で黙々といつもの作業スペースで仕事をしたい方なんです。(ノマドワーカーは無理です)
そういう人からしてみると、病院の談話室のテーブルは普段と環境も違うので使い勝手が悪いです。
そして、そもそも談話室は患者が面会に来た家族や友人と過ごしたり、暇な時間を読書したりテレビを見たりなどして過ごすスペースです。
ですから、オフィスや自宅などとは違い騒音もあって集中しにくいです。
さらには検温や検査、リハビリの時間などあれこれとありますから、自分のペースで作業をすすめるのは難しいです。
他にも電話で連絡するにも通話が出来るエリアはエレベーターホールだけというのもあったので、パソコンを見ながら電話をするというのも困難でした。
体も言うことを効かない
私は利き腕を骨折していたからというのもありますが、なかなかキーボードとマウスを使って作業をするのは難しかったです。
私のように腕の骨折をしていなくても、足を骨折していて松葉杖や車椅子の場合も自分で移動するのが大変ですから、談話室に行くまでが大変だと思います。
そこまで重症じゃなくても、点滴をしているだけでも動きにくいですし、体調もよくなかったりしますから、普段どおりの仕事は出来ないと思っておいた方がいいと思います。
最後に
入院中にパソコンを持ち込んで仕事をするにはどうしたらいいかという事を今回は紹介しました。
これを参考にしていただければ、入院中でも仕事環境をある程度整える事は出来ると思います。
ですが、体験者として思うのはやはり普段仕事をしている環境とは異なるので、作業はそれほど捗らないなということですね。
私は利き腕の骨折という怪我での入院でしたので、当然それだけでも作業は捗らないんですが、病気の方だと体調が優れない日に仕事というのはきついと思います。
入院しているとどうしても焦りも出ますし、入院中も仕事しなきゃという気持ちは痛いほど分かるんですが、仕事は気休め程度くらいにして、早く元気になって仕事に戻るのがいいのではないかなと個人的には思います。