こんにちは Nanaです。
親しい人にしか今まで語ったりしなかったことなんですが、実は高校を中退しています。それも高校1年の夏休み前にです…
高校を中退する理由って人それぞれなんですけれど、私の場合は今になって考えてみると理由は2つあったと思います。
1つ目が新しい環境(学校生活)に適応出来なかったこと。
もう1つはその学校生活の中で自分の進路について、ここで3年間過ごしていっていいのだろうかと疑問が出てきたことでした。
それはまた別の機会に触れるとして、今回は高校1年生の夏休み前にも関わらず、高校を中退してしまった私でも考え方1つで就職活動をするうえでポジティブに高校中退を捉えられるようになったという話。
そして、考え方1つで履歴書の書き方や面接での受け答えも変わり、結果として一部上場企業に就職出来たよという話をしていきたいと思います。
この記事の目次
秘訣は高校を中退した自分を受け入れてあげること!
高校を中退してしまった理由は人それぞれですが、中退してしまったという過去に対して後ろめたさがあったりしませんか?
もしくは中退してしまった事をなかったことにしたいとか、現実逃避したくなったりとか…
私も大学を卒業して、大学院時代に就職活動をした際(リーマン・ショック後で大変な頃)に最初は就職活動が上手くいかずにそういう気持ちになったことがありました。
どうしてあの時に高校を中退するという選択をしたんだろうって思ったし、他に何かいい選択肢はなかったんだろうかっても考えました。
でもね! いくらその事を思い悩んでもその事実は何も変わらないんです!
そんなことであれこれと悩んでいる時間があるならば、今の自分をまずは受け入れてあげて好きになるしかないとある日開き直ったんです!
もし、今の自分が好きになれないというならば、好きになれるような自分、思い描くような自分になれるように少しずつでも何かはじめてみればいいんです!
だから、まずは就職活動をする上で高校を中退してしまった自分を受け入れてあげて、胸を張って就職活動が出来るようにすることがすごく大事だと思います。
- 高校中退を悔いても何も変わらない!
- 高校中退した自分をまずは受け入れよう!
- 高校中退してしまった自分でも好きになろう!
- 現状の自分が好きになれそうにないなら、好きになれるように何かはじめてみよう!
履歴書に中退した事は書くべき?
最初に気持ちの面として、自分を受け入れてあげてくださいという話をしてみましたが、これは履歴書や採用面接となった際にも非常に重要なポイントです。
それを踏まえた上で、履歴書についてどうしたらいいかを紹介していきます。
高校を中退してしまったことを隠すのは絶対にダメ
履歴書をいざ書こうって時に、高校中退という事を履歴書に書く? 書かない?なんて悩む人もいますよね。
この時点でまず自分の経歴に嘘をつこうとしている、今の自分を受け入れてあげられていないと私は思います。
高校を中退しているから就職するのに不利なんだろうなと思って、卒業していないにも関わらず、高校を卒業したと嘘をついてまで、採用されたいですか?
仮に採用されても、上司や同僚に学生時代の事を聞かれたりした時に嘘をまたつくわけですよ。
私はずっとそうやって嘘をついて生きていくって、きっといつか苦しくなると思うんですよね。
それにもし、その職場に高校の同級生や先輩後輩、または自分が中退しているのを知っている知り合いがいて、学歴詐称をしたのがバレることもあります。
その場合には勤務態度がよくても、学歴詐称をしたことで嘘をつく人間だから信用できないと解雇になることだってあります。
だから、中退してしまった自分を受け入れてあげて、就職活動をした方がいろいろな面でいいことが多いのです。
中退した理由はどうしたらいいか
中退した自分を受け入れて、中退した理由を履歴書にどうやって書くかが次のポイントです。
中退した理由を書くかは一般的にはケースバイケースだと言われています。
書いた方がいいと言われている中退の理由
- やりたいことが見つかったり、変わってきてこの学校では無理だと思い進路変更をした
- 病気や怪我をきっけかに通学が難しくなった
- 家庭の事情から経済的に苦しくなり、学業が続けられなくなった
逆に書かないほうがいいと言われている中退の理由
- 先生やクラスメイトに馴染めず、つまらなくなった
- 学校そのものがもう嫌になった
他にも色々と中退に至った理由はあると思いますが、採用担当者がこの人を採用しても続かなそうと思わせるようなネガティブな理由の場合は書かない方がいいです。
逆にこの人はちゃんと何か正当な理由があって、中退という選択をしたんだな。
止む得ない事情で中退せざるを得なかったんだなと思ってもらえるような内容なら書くという方針がいいです。
私の中退理由の書き方
私の場合は冒頭でも触れましたが、高校中退の理由はこれでした。
- 新しい環境(学校生活)に適応出来なかったこと。
- 学校生活の中で自分の進路について、ここで3年間過ごしていっていいのだろうかと疑問が出てきたこと。
ですから、私は環境に適応出来なかったと書くとイメージは悪いですので、進路変更と書いていました。
また、面接では確実に中退理由を聞かれますので、この様に答えていました。
学校生活をしていくことが自分の将来のためにいい事なのか分からなくなり、世の中の事を知りたくなって色々と見聞を広めたり、働いてみたくなった。
今でもあれこれと考えたり悩む性格なので、それが少しでも役にたったらいいなと思って書いていますがこの性格は高校生の頃もだったんです。
むしろ、当時の方があれこれと思春期もあり悩んでいたんじゃないかなとも思います。
だから、学校生活に何の価値があるんだろうって思ってしまったから、色々と社会のことが知りたかったんでしょう…(今振り返ってみると…)
私の履歴書の書き方
私の履歴書公開みたいな感じですが、当時の履歴書のpdfファイルが残っていたので学歴欄の書き方や志望理由の書き方を紹介していこうと思います。
学歴欄の書き方
まず、履歴書は中学校卒業から書くのが一般的なので、中学卒業から書くようにしましょう。
高校の部分
学校名は正式名称で○○県立△△高等学校 普通科のように書いていきます。高校はNG、高等学校と書く。
もし、コースがある場合などはそれも書くようにしましょう。
そして、退学した部分は中退と書かずに、中途退学と書きます。
高等学校卒業程度認定試験を受けて、合格しているならばそれも書くようにしてください。
高等学校中退なのに、いきなり学歴欄に大学入学となっていたら、どうやって入ったの?と思う人も中にはいるかもしれません。
大学の部分
大学も学校名などを正式名称で書くのは同じです。
大学になると、学部のあとに学科やコース名など長くなってくることもありますが、省略は厳禁です。
そして、大学に在学していて就職活動をする場合には大学卒業見込みと書くようにしてください。
大学卒業と書いてしまうと、既に卒業しているということになってしまいます。
同様に大学院に在籍している場合は修了見込みとなりますが、注意点は大学院は修士・博士ともに卒業ではなく、修了と書きます。
○年○月 ○立△△中学校 卒業
○年○月 ○立△△高等学校 普通科 入学
○年○月 ○立△△高等学校 普通科 中途退学
○年○月 高等学校卒業程度認定試験合格
○年○月 ○立△△大学 経済学部 経済学科 入学
○年○月 ○立△△大学 経済学部 経済学科 卒業見込み
(※卒業してる場合は卒業、在学中の場合は卒業見込み)
自己PRの書き方
私が履歴書で大事だと思っていたのが、自己PR部分です。
高校を中退するということは世間的に見れば、一般的な道からは外れてしまっているということは認めざるを得ません。
しかし、一般的な道から外れたということは逆に捉えてみたら、他の人が経験したことのない体験や苦労をしているということになります。
ですから、ここの自己PR部分で中退という過去があるけれど、それによって自分はこういう風に成長出来たや他の人にはこんな部分では負けない、この分野に関しては自信があります。
何かしらここでこの人と会って話をしてみたいと思わせるようなアピールをするのが大事だと考えていました。
ですから、マイナスと考えがちである中退してしまった過去によって、得られた経験が志望する企業のこういう部分で貢献出来るんじゃないかみたいな流れで自己PRを書いたらいいと思います。
独りよがりな履歴書にならないように
実は私は大学院の修士課程を修了して一般企業(この記事で書いている企業)に就職した後に大学院の博士課程に進学をしています。
その際に指導教員から、後輩の履歴書をチェックしてあげてほしいと頼まれて、何人ものを読んだ経験があります。
総評としては独りよがりな履歴書が多いという感じでした。
もっと自己PR出来る部分があるんじゃないのかなや自己PRが企業のこういう部分で貢献できますっていうのがずれていたりと… 色々と問題点がありました!
確かに大学でも履歴書やエントリーシートの対策講座って開催されていたりするんですが、履歴書をチェックしてもらうのは恥ずかしいからといって参加しないって人も結構いるんです。
特に高校を中退しているっていう過去を出来たら隠していたいっていう気持ちがあったりすれば、尚更その気持ちは強くなると思います。
でも、聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥という言葉もありますが、間違った書き方の履歴書のまま就職活動をするよりは誰かに正しい書き方を教えてもらって、希望する企業に就職出来た方がいいと思いませんか?
私も最初は就職活動が上手くいかずにいて、その理由は冒頭でも触れた高校を中退した自分を受け入れきれない部分にありました。
ですが、これじゃダメだと自分を受け入れた上で大学の就職課の職員の人に自分の過去を話しました。
そして、その上でどのように履歴書やエントリーシートを書いたらいいか、面接ではこういう風に話をしたらいいとアドバイスをもらって、上手く就職活動が進められるようになったと今でも思っています。
また、就職活動だけではなく、その時に自分を受け入れるというのが出来たというのが自分の人生のターニングポイントでもあったのかなとも思います。
ですから、自分を受け入れた上で大学の就職課支援スタッフの人でもいいですし、今はインターネットで調べると色々と就職相談を受けてくれるところもありますから上手くいかないと思っているなら、誰かを頼ってみると人生が開けてくると思います!
最後に
何度も言うようですが、高校を中退したことを後悔しても何も始まりません。
後ろ向きではなく、まずは前向きに物を考えられるようになってください。
そして、一人で思い悩まないで周りに信頼出来る人を見つけて、どうやって就職活動をしていったらいいか相談してみてください!
就職のプロではないですが、ブログを読んでみてなんとなく相談してみようかなと思った方がいたら、コメント欄でもメールフォームでも構いませんので、お気軽にどうぞ!