こんにちは Nanaです。
高校を中退することは甘えだと言われることがあります。
私自身も高校中退者なので、当時の私を振り返りつつ高校を中退する事は本当に甘えなのか、どういう部分が甘えと思うのかというのを考察していきたいと思います。
高校を中退したいけれど、それは甘えだと言われたりして悩んでいる人のヒントになれば幸いです。
高校を中退することは甘え、逃げなの!?
高校を中退する事は甘えてる、嫌なことから逃げてるだけだと言われる事があります。
これに対しての私の考えは人によっては甘えや逃げで高校を中退したいと思っていたり、既に中退をしていると思います。
人によってはと言ったのは高校を中退したいという理由が様々だからということなのですが、どういう場合は甘えと思われるのか紹介していきたいと思います。
勉強が嫌だから
高校生活では勉強がつきものです。
中学時代よりも勉強する内容が難しくなって、勉強が苦手だという人にとってはそれは苦痛以外の何物でもないかもしれません。
そして、高校生で勉強する内容なんて社会に出てから役に立たないでしょ?と思う人も多いと思います。
ですが、高校中退後に大学入学資格検定(現在は高等学校卒業程度認定試験)を取得して、大学・大学院と進学してから就職をした私からすれば、高校時代の勉強はそれより先の人生で勉強することの方がよっぽど量もあるし大変だと思います。
これは私が大学院に行ったからという理由からではなく、仕事をする上でも仕事で必要なスキルについて勉強をする必要がありますし、生きていく上では何かしらは常に勉強をしている毎日だと思います。
ですから、高校での勉強が嫌だから高校を中退するという選択は働く上でも何かを身につけるのは面倒だし勉強するのは嫌だとなり、一般的には甘えとみなされます。
就職活動のときに高校を中退した理由はなんですか?と聞かれて、勉強が嫌いだったので中退しましただと、この人を採用するのはやめようと間違いなく思われると思います。
人間関係で悩んで
高校生活でも様々な人間関係があります。
人間関係で高校を中退する人の主な理由としては新しい環境となる高校生活で友人が出来ずにつらいとか、いじめにあっていて辛いなどといった物があります。
この場合は高校に行くくらいなら、死にたいと思うのならば、それはもう甘えではないと思います。
いじめられる側にも問題があるとも言われたりしますが、それ以上に死にたいと思うくらい我慢をしてきているんだから、それを甘えというのはあまりに酷だと私は思います。
ですから、この場合には今の高校を退学した上で違う高校などで高校を卒業してほしいなと思います。
高校を中退した理由を就職活動のときに聞かれても、人間関係でこういう事があってという話をした上で、当時の自分は人間関係が上手く出来なかったけれど、中退をきっかけに新しく通うことになった学校では人間関係を上手くできるように頑張った。
だから、今は周りと人間関係を上手く出来るようになっているというのが相手に伝われば、就職活動でもそんなに高校を1度退学したことがマイナスに思われることはないと思います。
高校生活がつまらないから
高校生活の勉強もつまらないし、仲の良い友達もいない。
だから、高校生活自体が退屈でつまらないという人もいるかもしれません。
でも、これで高校を中退するということは、社会に出た時に考えてみるとこの会社の仕事つまらないし、同僚とも仲良くない。
更には給料もイマイチなんだよねという理由で会社を退職するということと同じです。
ですから、学校がつまらないからという理由でやめることも社会的には甘えだとみなされます。
もちろんこんな理由で高校生活をやめたという話を就職活動のときにすれば、この人大丈夫かな?と思われて、採用されることはほぼないと思います。
私の中退理由も甘えかもしれない
高校を中退する事は理由によっては甘えだと紹介してきましたが、ここで当時の自分を振り返ってみたいと思います。
私が高校を中退した理由としてはこの2つでした。
- 学校の雰囲気に馴染めない
- 元々いろんな事を真剣に悩む性格だったので、学校生活を続けていくより最終的には大学に行くつもりだし、自分のやりたいことを探すには高校を中退して色々と社会勉強をした方がいいと思う
これを今になって考えてみると、学校の雰囲気に馴染めないというのは高校生活がつまらないというのに置き換えられるような気がします。
そして、高校生活ではない生活(フリーター)をするということも人によっては甘え・逃げだと思われても仕方ないのかなと今更ながらには思います。
ただ、私は高校を中退した事をウジウジと後悔するよりは今の自分より常に成長したいというのがモットーですので、甘え・逃げで高校をやめた自分より成長していたらいいとは思います。
高校を中退すると後悔する? 後悔している人へ伝えたい生きるためのヒント高校を中退することは親に対しては確実に甘えている
自分が高校生のときには気が付かないものですが、大人になって自分で働いて給料をもらうようになると分かる高校を中退することが甘えだということが1つだけあります。
それは金銭的な物です。
公立高校と私立高校では学費は異なりますが、入学費や授業料などかなり親に金銭的な負担をかけていたということが分かります。
入学金、授業料、諸費用、制服代などを合わせた入学時に必要な金額
- 公立高校:20万~30万円
- 私立高校:50万~80万円
これだけのお金を親は汗水たらして働いてくれていたにもかかわらず、高校を中退するということは全額ではないにせよ、親としてはお金をドブに捨てるような感じとも思うんじゃないかなと私は今更ながらに思いました。
ですから、親には金銭的な面では確実に甘えているのが高校生なんだろうなと思います。
親が働いてくれるおかげで高校に行けているにもかかわらず、それをつまらないからとか勉強が嫌だからで中退するというのは本当に甘えですね。
最後に
高校を中退することは世間的に甘えや逃げだと言われる事が多いですが、実際に考察してみると高校を中退する理由によっては社会で働く際にこの人はダメだろうと思われる事に直結している事が多いです。
ですから、高校を中退した人は就職活動で不利になるというわけなんだと思います。
そして、自分が高校生のときには周りの友達も高校に通っているし、そのお金は親が出してくれて当然のように思っていますが、自分が高校に通うために親は一生懸命働いてくれていた。
その事を思えば、高校を中退するというのは親に対して甘えている以外の何物でもなかったということなわけですね。
高校を中退したいという人の気持ちも実際に高校を中退した人間なので、よく分かりますが親に金銭的に甘えているんだということに気がついてもらえたら嬉しいです。
高校を中退したいのに親が反対して困っているというあなたへ知ってほしいこと!