こんにちは Nanaです。
私も高校中退者なので、就職活動の際には高校を中退した理由について聞かれる事が多かったです。
私も経験があるので分かりますが、中退した理由を面接の時に相手にマイナスイメージを持たれないように答えるのってすごく難しいと思います。
人によって、高校を中退した理由は様々ですし、その後就職活動までの道のりも異なります。
私は高校中退後にまずは大学入学資格検定(現在の高等学校卒業程度認定試験)をしたものの学びたいことが見つからないのでフリーターをして、その後に大学・大学院と進学をした後に就職をしました。
今回はそんな私の経験を元に面接の時に高校を中退した理由をどう答えたらいいのかみなさんの面接のときのヒントになる話をしていきたいと思います。
中退理由についてもしっかり面接対策が必要!
冒頭で簡単に紹介しましたが、私も高校を中退した経験があります。
そして、私のように高校を中退した経験がある人はほぼ必ずと言ってもいいくらいに就職活動のときには高校を中退した理由を聞かれます。
ですから、よく就職活動においては自己PRや志望動機をしっかり考えて面接の時に言えるようにしておく必要がありますが、それと同じかそれ以上に高校を中退した理由をちゃんと説明出来るように準備しておく必要があると思います。
私も高校を中退した理由をどう答えたらいいのかなと思っているみなさんと同じ立場なので、ハッキリと伝えますが就職活動においては高校を中退した人は他の人達より一歩後ろからのスタート、マイナスイメージがあると思っていた方がいいです。
そのため、最低でもそのマイナスイメージをプラスマイナスゼロにしないと他の人達と同じ土俵に立つことは出来ません。
というわけで、どう答えたらマイナスイメージをなるべく減らす事が出来るのかを考えていきましょう!
マイナスイメージの要因
私達の方からみれば、高校は退学してしまったけれどその後は頑張ってきたんだから、そこを評価して欲しいと思いますがどうしても高校を退学した人にはマイナスイメージがついて回ります。
今の頑張りだけを見てくれという気持ちは分かりますが、それは無理な話なので、まずは自分達が持たれているマイナスイメージを把握しましょう。
具体的には高校を中退したということは世間的にはこういうイメージを持たれている可能性があります。
- 肉体面または精神的に弱く、すぐ病気になって休む人
- 周囲に馴染めずに人間関係が構築するのが苦手な人
- 他の人と比べて、我慢することが出来ないので、逃げるように辞める人
もちろん自分は病気などで止むを得ない理由があって高校を中退したんだという人もいるかもしれませんが、それ以外の人は現在または過去においては上記のことに、高確率でどれかまたは全部に当てはまっていると思います。
私も完全にそうだとは言えないですが、人と比べたらそうかな?と思う部分が今でもあります。
というわけで、こういうイメージの人はせっかく採用したところで中退したときと同じように会社を辞めていくと思われているので、就職活動においては不利で、他の人と比べるとマイナスイメージなのです。
面接でマイナスイメージを払拭するには
こんな感じのマイナスイメージを持たれているという話が理解出来ると、それに対する対策も色々と出てきます。
面接での具体的な回答例を紹介していく前にまず、面接官は面接のプロですので、嘘をついたり取り繕うという作戦を考えている人はすぐにその作戦を諦めて下さい。
ほぼ確実に嘘がバレたり、論破されたりで面接としては最悪です。
自分が面接官の立場になってみれば分かりますが面接で嘘をつくような人が会社に入ってから信用できるかと言ったら、絶対に信用できない人材ですよね。
だから、どうして中退したのかを話する時に嘘をつくというのはやめるようにしましょう。
面接でのポイント
面接では中退した理由を正直に話すわけですが、具体例として高校時代にいじめにあいました。
だから、高校を中退して、他の学校に編入しましただけだと人間関係を構築するのが苦手な人のイメージは払拭できません。
最初の学校ではダメだけど、次の学校では大丈夫→会社によっては人間関係を構築できない可能性があると取られます。
ですから、私だったらこの様に答えます。
最初の高校ではいじめにあって、学校が嫌になって辞めました。ですが、自分はこのままでは終わりたくないと思ったので別の高校に入り直して、大学に行っても必死に勉強をしました。
確かに高校を辞めたことは自分の人生においては非がある点ではあると思いますが、それは私にとって大きなターニングポイントで辞めたからこそ一生懸命に努力する事を身につけて、結果として今の自分に成長したと思います。
もし、高校をやめていなければ、大学でも必死に勉強することなく怠惰な人間になっていたかもしれません。
昔の自分の非を認めつつ、それをきっかけに自分は変われた。
私は昔の私とは違うんですというのを相手に伝えるようにしましょう。
例えば、別の高校に入り直したのではなく、高等学校卒業程度認定試験を取得して、大学ではなく専門学校に行った場合にはこの様に答えます。
高校を中退した後の生活の中でこのままではいけないと強く感じて、まずは高認を習得するために必死に勉強をして、そして社会人として生きていく為にスキルを身に着けようと思って、○○の専門学校に入り○○のスキルを身につけました。
高校を中退してからの生活の中で自分の目標を見つける事が出来、それになるために専門学校では一生懸命勉強して、必要となる○○のスキルを身に着けました。
どちらの場合もポイントになる部分がいくつかあります。
- 高校を中退した事を過去の自分に非が少なからずあったと認めること
- 高校を中退したから、気がつけたこと身につけることが出来たものがあるということ
- 結果として、今の自分はこういう自分に成長できたということ
この点を意識して、マイナスイメージを払拭するようにしましょう。
面接対策は徹底的にすべし
中退したことでマイナスイメージを持たれているから、まずはマイナスイメージを払拭するようにというのがさっきまでの話でした。
ですが、面接官の中には先程のような回答をしたとしても、本当にこの人を採用しても大丈夫なのかなという事でネチネチとつっこみを入れてくる人もいます。
こういう人にあたってしまうと運が悪いと言えば悪いのですが、もし質問をされて答えられずに黙ってしまうと、「黙る」というのは、それまでにちゃんと答えてきたのが面接用のシナリオとして作られているだけで、本当は答えられないような内容を取り繕っていたと思われたり、多少のトラブルに上手く対処することができない人だと思われてしまいます。
もちろんこうなってしまっては結果は不採用となりますので、徹底的にこう来たらこう答えるというようにシミュレーションをしつつ、臨機応変に答えられる様に練習をしておくことが大事です。
逆に面接官を黙らせる物を身に付けよう!
先程までの話でやっとマイナスイメージを払拭して、他の人と同じ土俵に立ったくらいなので、ここから更にこの人を採用してみたいと思わせる必要があります。
ここで大事なのが他の人よりも自分が何かにおいて優れている必要があるということです。
例えばですが、自分が面接官だとして考えてみてください。
同じくらいの成績や評価で片方は高校卒業した人、もう片方は高校を中退した経歴がある人どっちか1人しか採用出来ません。
どちらの人を採用しますか?
面接官も企業に雇われている人ですから、この人を採用したのにすぐに辞めてしまったじゃないかと言われる事を考えて、高校を卒業した人の方が安全そうだから採用しようという判断をする可能性が高いと思います。
ですから、同じ土俵に立ったくらいと言ったのは同じ評価では採用されるのは高校を中退した経歴がある人ではないということです。
そのために他の志望者と比べて圧倒的にこの人は魅力的だという人である必要があるのです。
具体的には大学時代の成績が抜群にいいとか、難しいと言われている資格を持っているとか、何かで賞を取ったことがあるなど色々とあるのですが、この人は確かに高校を中退した経歴があるけれど、その欠点を補って余りあるくらいに優秀だと思わせたら採用される可能性が高いと思います。
最後に
他の記事でも話をしているのですが、高校を中退したということは就職活動においては不利でマイナスからのスタートです。
ですから、高校を中退したということをターニングポイントに就職活動までの間必死に頑張って来たということをアピールしなければ、企業側は採用してくれません。
そして、私の体験談になりますが、私も就職活動をしていて上手くいかなかった時には最初は高校を中退したことをターニングポイントに頑張ってきたという事しかアピールしていませんでした。
今となってみれば、それじゃ他の人とやっと同じ土俵にたって、どっちかしか採用出来ないから、君じゃない方を採用するという感じだったんだなと思います。
そこで、私は最後に紹介したこの人は他の人より優秀っぽいと思わせる作戦として、企業によって2種類のパターンを使っていました。
1つ目は大学時代に一生懸命に勉強した結果の証明として、成績表を見てくれたら私が頑張ったというのが分かりますと大学の卒業時の成績が2番だというのをアピールする。
もう1つは英語も頑張ったからということで、大学院時代のTOEICのスコアと海外の学会でプレゼンしたときの資料を見せるというのをやっていました。
相手によってはなんだこいつ?とも思われたかもしれませんが、マイナスイメージがある以上は失うものがないわけなので、徹底的に自分のいいところを売り込もう作戦を展開した結果、一部上場企業でシステムエンジニアの仕事に就くことが出来ました。
いいところを売り込もうにも何もない…という人は高校を中退した事をマイナスイメージがあると真剣に捉えて努力をすべきところを怠ってきたとも言えるので、何かこれだけは自信があるという部分を頑張って身につけるのも就職活動においては大事だと思います。
個人的にはシステムエンジニアやプログラマーは大学や専門学校で学んだことよりも実務での経験の方が大事なので、最近流行りのオンラインスクールで身につけたらいいんじゃないかなと思います。