こんにちは Nanaです。
骨折をしてしまうと、骨折の箇所にもよりますが日常生活に支障をきたす事が多いです。
日常生活のいろんな場面で困るわけですが、中でも大変なのがお風呂に入る時です。
私は過去に左足の小指の骨折や利き腕の右腕の上腕を骨折したことがあり、入浴時に苦労した経験があります。
今回は骨折したときのお風呂の入り方を私の体験談としてまとめていきたいと思います。
私の骨折の状況
まず私が過去に骨折をしていた時の状況を簡単に説明したいと思います。
足の骨折
- 学生のときに体育館でバスケットボールをしている際に骨折。
- 左足の小指を骨折で包帯と装具で固定して、毎日接骨院で電気治療。
腕の骨折
- 自転車運転中に転倒して、右上腕を粉砕骨折。
- 救急車で搬送されて、手術をして約1ヶ月入院。
骨折時にお風呂に入るときに必要なもの
まず、骨折をしているときにお風呂に入る上で必要なものを紹介していきます。
シャワーカバー
シャワーカバーは保存療法(ギプスや装具で固定)で骨折の治療を行っているときに必要になります。
お風呂に入る際にはつけているギプスや装具を濡らさずに入る必要がありますが、患部をラップで巻いた後に、ビニール袋で覆って水が入らないようにテープで固定という方法では水が入ってきて濡らしてしまうことがあります。
私は足の骨折のときはギプスを装着はしていなかったもののほぼ毎日接骨院に通院して電気治療後に装具を包帯で固定していました。
ギプスよりは濡らしてしまっても問題ないといえばないのですが、ラップとビニール袋の方法だと自分では濡らさずにお風呂に入れたと思っても中に水が侵入してきてしまっていることが多かったです。
ですから、包帯ならまだしもギプスの場合は余計に濡らしてはいけないので、シャワーカバーは必須だと思います。
シャワーカバーは患部だけではなく、大人用と子ども用があるので、購入時には確認するようにして下さい。
バスチェア
続いて、必要なのがお風呂で頭や体を洗うときに座るためのバスチェアです。
私は普段はお風呂ではバスチェアを使わずに立って洗うタイプの人間なのですが、足の骨折をしていたらそれは無理ですよね。
ですから、座って頭や体を洗うためにバスチェアが必要になります。
使用するバスチェアはバスカウンターと同じ高さか、少し低め(-5cm以内)位を選ぶと骨折をしている状態でも使いやすいです。
ですから、 一般的なバスカウンターの高さを考慮すると30cm前後のものがおすすめです。
ボディタオル
そして、最後に必要なのがボディタオルです。
体を洗うときはスポンジの人もいれば、ボディタオルの人もいると思いますが、骨折をしていて体が上手く動かせないときに小さいスポンジで全身を洗うのはかなり大変です。
ですから、届くものということでボディタオルの方がスポンジより洗うときに楽なのでおすすめです。
お風呂に入る手順
シャワーカバーの装着
骨折している箇所によりますが、まずはお風呂に入る前にシャワーカバーをその箇所に装着します。
足を骨折している場合には椅子に座るなどして、転倒しないような体勢でシャワーカバーを装着するようにして下さい。
そして、腕の場合などは利き腕が使えないと自分で装着するのが難しい場合には家族などのサポートが必要です。
脱衣
次にお風呂に入るために脱衣をします。
脱衣も骨折の状態によっては困難だったりしますので、脱衣所に椅子を設置してそれに座ったり、または床に座ったりなどして、転倒しないように気をつけながら行うことが重要です。
もちろん子供の場合などは自分で脱衣をすることが出来ない事も多いので、家族がサポートしてあげることも重要です。
入浴
そして、お風呂場に入るわけですが、この時に先程紹介したバスチェアに座るようにします。
普段からお風呂に入るときに椅子を使っている人ならば、分かると思いますが頭を洗うにしても体を洗うにしても足の骨折の場合は片足しかまともに使うことが出来ないので立ったままは非常に難しいです。
ですから、お風呂場に入ったら椅子に座って、浴槽内のお湯やシャワーを使いつつ頭や体を洗うようにしましょう。
そして、シャワーカバーを使っているとはいえ、ギプス内への侵入を避けるためになるべくシャワーカバーの部分を濡らさないように意識をするのも忘れないようにして下さい。
また、私が利き腕の骨折をしていたときの話ですが、利き腕が折れていると1人で背中を洗うことがボディタオルだけではかなり困難です。
家族がサポートしてくれたら、それが一番かもしれませんがこの場合にはボディタオルに加えて背中を洗うためのボディブラシを使うなどして洗うようにしましょう。
浴槽に入りたい気持ちもありますが、骨折している箇所につけたシャワーカバーを濡らさずに浴槽に入るのもなかなか難しいので、シャワーを中心のお風呂の方がおすすめです。
入浴後
入浴後の注意点としては冬場などはシャワーだけでは寒いですので、なるべく早くバスタオルで体を拭くことです。
人によってはお風呂から出た後に体を拭くのもハンドタオルという人もいると思いますが、骨折をしている状態で脱衣所でハンドタオルで全身を拭くのは大変です。
ですから、大きめのバスタオルを用意して全身を吹けるようにしましょう。
また、足の骨折の場合にはバスマットで足を拭いた後に座って体や頭を拭けるように椅子を脱衣所に用意しておくといいです。
床に座っても可能だとは思いますが、冬場などは床が冷たいこともあるのでおすすめできません。
最後に
骨折時の入浴は骨折の箇所問わず、経験上なかなか大変でした。
家族と一緒に暮らしているならば、サポートしてもらえるだけで入浴のストレスから多少は解放されます。
ですから、数ヶ月の間なので同居している家族には骨折している人の日常生活をサポートしてあげて欲しいなと骨折経験者としては思います。
お風呂以外では利き腕を骨折すると、食事のときがストレスになるのでこちらも利き腕じゃない方でも食べやすい骨折時に使う箸というのがあるので、用意してあげるといいと思います。