骨折した子供にランドセルの代わりに何を持たせたらいい!?

こんにちは Nanaです。

骨折してしまうと生活に色々と支障が出てきます。

食事をすることやお風呂に入ることなど、骨折の箇所にもよりますが普段は当たり前に出来ていた事が出来なくなるというのはかなり不便でストレスを感じます。

私は自転車運転中に転倒して、利き腕の上腕を複雑骨折した事があり、約1ヶ月の入院をした経験がありまして、その時の話を記事にして紹介しています。

そして、今回その時のことを振り返っていたら、私が小学生のときに近所に住む友人が同じように利き腕を骨折して通学のときにサポートをしていたなということを思い出しました。

その経験から、今回は子供が骨折してしまった時にどういうことをしてあげたらいいかというのを考察してみましたので、紹介していきたいと思います。

腕を骨折していて、ストレスと感じること

腕の中でも利き腕を骨折すると、まず食事を食べるにしても利き腕で箸が持てないので、これが凄くストレスになります。

私が自転車運転中に転倒して利き腕を骨折して入院した際も手術を受けるまでの約1週間は痛みもありましたが、完全に利き腕が使えない状況でした。

この状態で食事を食べるというのは大人であっても、相当大変ですので子供の場合には余計にストレスを感じると思います。

そして、入院中や退院後にお風呂やシャワーのときにも手が届かないので、上手く洗う事が出来ないというのも生活する上でのストレスです。

しかし、食事は朝晩は自宅なので、家族のサポートを受けることが出来ますし、お風呂にしても家族と一緒にという方法をとることが出来ます。

骨折時のお風呂の入り方についてはこちらの記事で実体験からのアドバイスを紹介しています。

骨折時のお風呂の入り方と入浴時のお役立ちアイテムまとめ

ですが、それが出来ないのが学校に登校する時と学校で過ごす時間ですので、親としては心配ですよね。

ランドセルは背負えない

私が子供の時に近所に住む友人が利き腕を骨折して、ギブスで固定して三角巾で腕を吊っていたことがありました。

自分も大人になってからですが、利き腕を骨折したので、その時の彼の状態がよく分かるのですが、腕を骨折しているとランドセルは背負えません。

実際に彼もランドセルを背負って通学ということは出来ずに彼の親は肩掛けの鞄を通学用に準備をしてあげていました。

これならば、片側の腕さえ使えれば肩に掛けて持ち運ぶことが出来るので、ランドセルの代わりに通学に使うにはピッタリです。

また、荷物が多い場合には肩掛けのドラムバッグを利用するというのもありだと思います。

天気と大量の荷物は対応不可

肩掛けの鞄があれば、彼も出来ていたようになんとか通学することが出来るようになります。

しかし、問題なのが雨の日と荷物が多い日です。

雨の日

まず、雨の日に起きる問題としてはこの肩掛け鞄をかけた上で傘をさしての登校なんてのはまず無理です。

傘を先にさした上で肩掛け鞄をかけてあげれば、格好としてはそれなりになるかもしれませんが雨風が強ければ間違いなく鞄はずぶ濡れになります。

そして、万が一滑ったりして転びそうになってしまったときに片方の手は骨折していて使えない、そしてもう片方は傘を持っている。

これでは転倒した時に手が出せないので、とても危険です。

実際に私も利き腕を骨折して手術を受けて、退院する時に医師からいつも以上に足元に気をつけて、行動してください。

仮に転倒して、利き腕をついてしまえばまたバラバラになるし、利き腕を出しちゃいけないと思って出さないと今度は頭を強打して、大変なことになると釘をさされました。

ですから、雨の日だけは親が付添をしてあげたり、車で送ってあげたり、近所の友達の力を借りるなど何かしらのサポートをしてあげるようにしてください。

荷物の多い日

私の子供時代と今の子供では学校の環境も変わっていることはあると思います。

ですが、習字の道具を持っていく日があったり、それが楽器や体操服だったりとランドセルに入り切らない荷物を持って登校をしている子供は今もいますよね。

そして先程の彼も当時、例の鞄を使っていても、荷物を持ちきれない日があったので、それを持って一緒に登校をしてあげていたのが子供のときの私でした。

ですから、荷物が多い日も雨の日と同様に誰かのサポートなしでの登校は難しいと思います。

片手が使えないというのは実体験してみないと分からない部分もありますが、不自由かつ危険な状態だということを親がしっかり把握してあげる必要があると思います。

給食もストレス

冒頭でも紹介しましたが、利き腕の骨折の場合には利き腕じゃない手で食事を食べる必要があります。

私も実際に入院中に利き腕じゃない手で食事をしていましたが、箸を上手く使えないので食べるスピードがとにかく遅く食べる気がどんどん無くなってくるのです。

そして、どうやってもよくこぼしてしまうので、これもまたストレスになります。

ですから、食べるのに時間がかかることと食べにくさのイライラから食べることが苦痛になってきてしまうのです。

それを少しでも緩和させるには私も入院中に利用していましたが、箸ではなくスプーンやフォークを利用して食事をすることです。

また、私も入院中に利用してみましたが、利き腕が使えない時用の箸やスプーンがあるので、そちらも合わせて利用を検討してみるといいと思います。

学校の給食の場合はその日の献立に合わせて、箸だったりスプーンやフォークだったりしますが、担任の先生に本人が家で食事をする時にも使っているような使いやすいスプーンやフォークを使ってもいいか相談をしてみるといいと思います。

実際に私の友人もその当時、給食のためにスプーンやフォークを持参して食べていましたよ。

学校生活での不安は解消されるはず!

親も子供が骨折をしてしまうと、骨折した箇所が後遺症が無く治るかなや学校にちゃんと行けるかなと心配をします。

子供も子供なりに自分が骨折をしたことで家族や友達に迷惑をかけていることや学校生活をちゃんと出来るのかなという心配を抱えています。

しかし、私の子供の頃もそうでしたが担任の先生の方から、○○くんが骨折してしまったのでみんなで協力できる事をしてあげましょうみたいな話があります。

私のときは先生の方から、家も近いし普段から仲良くしてるから、○○くんの親からも頼まれてるかもしれないけれど登下校のときお世話してあげてねと言われていました。

ですから、学校の先生の方で対応を色々と考えてくれるとは思いますが、親の方でも不安な場合には先生へ相談をするのがおすすめです。

子供の方が適応力が高い

大人になってからは難しいのですが、子供だと利き腕が使えない間に反対の腕を使うスキルが上がってきたりします。

また、子供の場合は骨折しても大人よりも治りもいいですし、リハビリも大人より容易です。

私の友人も最初は大変そうにしていましたが、徐々に片腕が使えないなりに工夫したりと適応していくと思います。

最後に

今回は子供が腕を骨折をしてしまって、通学のときにランドセルが使えないならばどうしたらいいかというのを紹介してきました。

私自身も骨折をしたときには色々と不自由な思いをして生活をしていましたが、食べる時の箸やスプーンを変えるだけでも、不自由さが少し緩和してストレスが軽減します。

元気いっぱい遊びたい盛りの子供にとっては骨折していて、自由に動けない事もストレスになりますので、親が工夫をしてあげることで子供がストレスを感じる事が少なくなります。

親子共々大変な時期ではあると思いますが、骨折をすることは大人となってからでも身体障害者の人は大変な暮らしをずっとしていたんだなというような気付きにつながったりします。

ですから、骨折してしまったことで精神的な成長と繋がることもありますので、前向きに過ごしてみてくださいね。