骨折時の手術で入れた金属のプレートやボルトは入れたままだと痛い!?

こんにちは Nanaです。

他の記事でも何度も紹介しているのですが、私は自転車運転中に転倒して、右上腕の骨を粉砕骨折したことがあります。

もちろんその箇所は手術をして、金属のプレートとボルトで固定をしていたわけですが、その時の事を振り返りつつあの金属を入れたままだと痛い?

はずしたら痛みは無くなる?というのを体験談として紹介していきたいと思います。

金属のプレートとボルトを入れるまでの経緯

まずは私が骨折して、金属を入れていた期間について簡単に紹介します。

私が自転車運転中に転倒して、救急車で搬送されて入院したのは11月の終わりでした。

そして、手術をして退院したのが12月下旬でその後に埋め込まれていた金属のプレートとボルトを外したのは翌年の8月でした。

したがって、冬ー春ー夏と半年ちょっとの間、金属を入れたままリハビリに通院をしていたわけで、その時に感じた金属を入れていることによる感覚を伝えていきます。

プレートとボルトを入れている事による影響

私は医療従事者ではないので、金属のプレートとボルトを入れていた人としての感覚で伝えますが、私は痛みよりは違和感を感じる事が多かったです。

違和感その1:余分な重みを感じる

退院して自宅に帰ってきた当初はまだその骨折箇所に対しての不安(寝ている時に骨折した腕に体重をかけて起きようとすると折れるかもしれない)があったので、おっかなびっくりで生活をしていました。

ですが、それにも慣れて少し気温も上がってきて暖かくなってきた頃に感じたのがこっちの腕というか肩の方が重いという感覚でした。

伝えるのが少し難しいのですが肩に何か乗せてる感じに近いかもしれません。

実際に骨折をした箇所である右肩にはプレートに加えてボルトが10本近く入っていたので、いくら素材が軽量化されているとはいえ重みが多少はありますので、その影響だったのではないかと思います。

この腕というか肩に何か重みがかかっているという感覚はプレートとボルトを外す手術によって、無くなりました。

違和感その2:引っかかるような感覚

腕の重さに加えて、引っかかるような感覚が金属のプレートとボルトが入っている時にはありました。

骨折をした人は手術を経て、退院してもしばらくはリハビリ生活が続きますが、そのリハビリをする時に動かそうとしてもそれ以上は動かない感覚でした。

動かそうとしても中に入っている金属のせいなのか、受傷した右肩を誰かに抑えつけられていて動かないというような感覚に近い感じでした。

可動域が骨折して低下しているからじゃないの?と思う人もいると思いますが、金属を外した後にはその感覚が軽減したので骨折箇所によっては埋め込まれた金属による影響があるんじゃないのかなと思いました。

また、私の場合はこの引っかかるような感覚から生じる痛みはそれほどではなかったのですが、私が入院生活中に親しくなった患者さんで足の骨折でプレートとボルト以外にワイヤーが入っている方は歩くと痛みがあると言っていました。

私は肩なので直接体重がかかるわけじゃないので、大丈夫だったのかもしれませんが足などで体重がかかる人の場合は違和感に加えて痛みがあるのかもしれません。

違和感その3:患部の温度感覚の違い

冬に骨折をして手術をしたので、退院後も寒い日でしたが骨折をして金属を埋め込んでいる箇所だけが体が冷えた時に特に冷えている感覚がありました。

入院生活で落ちている体力を回復させるためのリハビリとして、散歩に毎日行っていたのですが、帰宅したときにその患部だけが触っても分かるように冷えてる感じがありました。

季節が冬から春になるにつれてこの感覚は無くなりましたが、金属を入れていることによってその場所が冷えるので、入れたままだと毎年のように悩まされるのではないかと思います。

私は東京に住んでいて、こんな感じだったので雪が多い地域の方だとこの感覚は余計に強いのではないかと思います。

プレートやボルトを外したら、感覚は変わる?

プレートやボルトを外すかどうかは手術後の経過観察の中で医師から伝えられることが多いと思います。

私の場合は退院する前から、1年以内に外す手術をした方がいいと言われていたのでプレートやボルトを外す手術をしました。

その手術の結果としては先ほど紹介した3つの違和感はほぼ解消された感覚があります。

ほぼ解消されたというのは重みだけは入っていた物がなくなれば、完全になくなりますが引っかかるような感覚は可動域の低下の影響もありますし、骨折した箇所の周りは筋肉も固くなっていて血行が悪い感じなので、完全に解消はされていません。

ですが、外してよかったと思う?と聞かれたら、それは間違いなく外してよかったと思います。

別記事でも触れていますが、骨折したときの入院生活とは違ってストレスも少ないですし、入院期間も短くすみますし、手術後に麻酔が切れたあとの痛みも少ないです。

人によっては入院することや手術することがもう嫌だっていうのもあるでしょうが、それ以外ではデメリットと感じる事はほとんどありません。

実際に私は金属を外す手術をした後に最初に骨折をしたときの入院期間中に知り合った患者友達の人達とリハビリの通院の際に会っていたのですが、その人達にもプレートやボルトを外したら気楽になったし、手術するといっても2泊3日で終わったし、医師から勧められているならやった方がいいと言っていました(笑)

外すか悩んでいる人はこちらで手術のときの話や抜いたことによって感じたメリットを紹介していますので、参考にどうぞ

骨折時に入れた金属のボルトとプレートって抜くときに痛みがある!? 体験者の感想 骨折時の手術で埋め込んだボルトとプレートは抜く? 抜かない? 抜いた経験者からのアドバイス

最後に

今でも骨折した箇所に対しての違和感は骨折自体がかなり酷かった(搬送されて数日の間は病棟の初めて会う医師、看護師からあのすごく痛そうな骨折の人だみたいに扱われていました)ので、残っています。

ですが、それも劇的には変化しませんが少しずつ回復してるような気はします。

それにしても金属が入っているよりも外した事によって促されているというか、入れていたままだったら今回紹介してきたような違和感は今でも強く残っているんじゃないのかなと思います。

ですから、先程も外した方がいいと思うと伝えましたが個人的には外した方がメリットがあったので、痛みや違和感で悩んでいる人は医師と相談の上で外す方向で検討をした方がいいと思います!