こんにちは Nanaです。
もう高校なんか行きたくないから、中退して自由になりたい!と思っている方もいると思います。
でも、親を含めて周りは高校を中退しないほうがいいと中退することを反対してくる人が多いと思います。
それに高校を中退することで苦労するなんて話もよく聞くし、どうしようかと悩みますよね。
今回は高校を中退した経験がある私なりに高校を中退した事で楽しいなと思えた事や身に付けられた事を紹介していきたいと思います。
この記事の目次
高校を中退したら、人生楽しくなる!?
私が高校を中退した理由は高校のカリキュラムや授業が思っていた物と違うと感じたのをキッカケにここでこんな事をしているくらいなら、自分のやりたいこと探しをしたいというような物でした。
言い換えれば、高校に馴染めなかったとも言えます。
ですから、いじめにあっていて高校を行くことが辛いという感じでもないわけですが、高校を中退したいという気持ちは本人にしか分からない物なので、私的には無理して高校に通う必要はないと思っています。
もちろん高校を中退したら、社会的にはネガティブなイメージを持たれてしまいます。

しかし、それだって自分の高校を中退した後の努力によっては払拭する事も出来ますし、高校を中退したけれどいわゆる成功者として暮らしている人もいます。
そういうわけで高校を中退したら人生終わりという人もいますが、私は人によっては今の辛い状態から抜け出して楽しい生活に変わる事もあると思います。
だから、本当に死にたい位に高校へ通うのが辛いという人は中退の道を選んでもいいと思います。
それは決して甘えでもないので、逃げることも大事です!
なんとなくの中退は楽しい人生にならない
高校での授業にもついていけないし、つまらないから高校に通うのが嫌といった感じで高校を退学した場合は通学する苦痛から解放されたという意味では楽しい日々が待っているかもしれません。
しかし、段々と自分がこの先何をしていたらいいのか分からない。
このままだと自分はどうなってしまうんだろうという恐怖がやってきます。
中には引きこもりになってしまって、結構な年月が立ってからどうやって行きていけばいいんだとなってしまっている人もいます。
私の場合は高校を中退はするけれど、自分が勉強したいことを見つけて大学に行くというのを中退するときから心に決めていましたが、同じような感覚が実際にありました。
やりたいことを見つけて、それのための勉強をするための大学に行くとは言ったものの見つからないのでフリーター状態。
私は親と高校を中退する時に大学は卒業するからと約束をしたから、なんとかフリーター生活を抜け出せたけれど、なんとなく中退してこれからの計画もないとズルズルとひきこもりやフリーター生活が続いてしまう可能性が高いのではないかなと思います。
ですから、高校を中退する時にはちゃんとこういう道に進むから、今の高校を中退すると決めてからして欲しいです。
高校を中退して楽しいと思えたこと
私は高校を中退した後に大学入学資格検定(現:高等学校卒業程度認定試験)を早々と取得したもののやりたいこと探しに難航してフリーター生活をしていました。
しかし、やりたいこと探しをしているときってすごく楽しかったです。
高校に通っていたら、決められた授業を受けるだけですから、退屈ですよね。
でも、高校を中退してアルバイトに明け暮れていたときには接客業をしていたのですが、毎日来るお客さんが違って、会話する内容も違います。
それだけでも当時の私にとっては高校の生活よりも生きているという感覚があって、楽しかったです。
そして、自分が仕事をした分でもらえるお金で欲しかったものを購入したり、食べたいものを食べたりとそういうのもとても楽しいと思えていました。
ただ、私の人生の中での反省点としてはそういう生活が楽しいと思ってしまい、大学に行く計画がちょっとずるずるとその生活のせいで遅れたということですね。
ここらへんの経歴についてはこの記事で詳しく書いてます。

高校を中退したからこそ、身につけられる事もある
私は高校を中退した事自体に対しては現在あまり後悔をしていません。
そもそもが後悔をしないように生きようというポリシーのもとで生きているからというのもありますが、今の自分が嫌いではないからです。
もちろん高校にそのまま通っていたら別の人生があって、今の自分とは違う生活をしているかもしれません。
でも、高校を中退したからこそ身につけられた事もあると思っています。
コツコツと頑張る力
その1つがどんな時でも諦めずに頑張ろうと思うことです。
社会的に見れば、高校を中退するということは最終学歴は中卒ということになるので、学歴社会においては底辺です。
そして、高校を中退したことで世間的な印象は犯罪者よりはマシかもしれないけれど、ダメ人間というレッテルが貼られてる状態です。
でも、そこからコツコツと頑張って勉強をしたので、大学・大学院と私は進学して卒業することが出来ました。
結果として、大手のSIerに就職もしています。
私はこれって高校にいたらなんとなく、高校を卒業して周りに流されて大学も適当に受験して、入れたところで卒業して就職してのなんとなくの人生だったと思うんです。
逆に今の方がどんなピンチがあっても這い上がろうと頑張れるメンタルが出来たと思うので、人生生きていく上では貴重な財産を手に入れたかなと思います。
逃げる事をためらわない力
いじめにあっていて辛い高校に我慢して通って自殺をしてしまう。
もう心身ともにボロボロで会社をやめたいけれど、無理をして仕事をして過労死してしまう。
こういう状況って、命を失う前に私は逃げていいと思うんですが、今の社会は逃げられないという人が多いと思います。
確かに逃げることはワガママとも捉えられますが、ここは合わないけれど、きっと自分には他にもっと合う物があると思えば、生きるためのハードルがかなり下がると思います。
実際に私は大手のSIerに就職をしましたが、ここも合わないと思って大学院の博士課程に進学をしています。
そして、大学院の博士課程に在学中に研究成果が上がらず欝気味となったんですが、研究中にもう1つ興味があることに出会いそっちの道へ方向転換をしています。
ちなみに当時やっていたのは教育工学といって、wikipediaによるとこんな学問です。
教育工学(きょういくこうがく、英語: educational technology)は、教育現場の改善に資する、教育効果の高いアーティファクトを設計・開発・評価する学問である。
要するに学生が勉強をする上での教材を開発するとかそういう感じの事なんですが、それを作る上でウェブサイト作りを独学で勉強しました。
それで研究成果は上がらないけれど、ウェブサイト作りのスキルが上がってしまったので、それで仕事を受注したり、自分でいわゆるアフィリエイトサイトを作ったりと、これで食べていけるじゃんってことで独立して、仕事をするようになりました。
サバイバル能力が上がったと思う
あくまで結果論ですが、高校を中退したからこそ、崖っぷちから這い上がろうと頑張る力も身につきましたし、この道はダメだと思ったらそれを放棄して次の道を選べるようにもなりました。
ただ逃げるだけではなくて、逃げたところではまた1からコツコツと頑張るわけなので、苦労はかなりすると思います。(ただ逃げるだけだと人生は詰みますので、そこだけはご注意を…)
でも、人類の歴史を考えてみるとやせ細った土地を捨てて、新天地を探して放浪の旅に出て、新しい定住地を見つけそこでまた1から出直すなんてことやってきていますよね。
だから、そもそも人間は天変地異なども含めて辛いこと大変なことから逃げて新しいところで出直すということをやってきていたわけなので、そういうスタイルは間違ってないと私は思っています。
今これを書いている現在もコロナウイルスで世界中が大変なことになっていますが、与えられた新しい生活スタイルの中でなんとかやっていけばいいでしょくらいにしか思ってません。
そういうのもあって、日本で生きていくのが困難になったときのために外国人とオンラインチャットで会話して海外事情や英語のスキルアップをしていたりします。
最後に
高校を中退したら、人生お先真っ暗と思う必要はまったくないと思います。
高校を卒業した方が確かに安定した人生を送れる可能性は高くはなるとは思いますが、人それぞれ楽しいと思うこと、幸せと思うことも違いますし、高校を卒業してもダメな人はダメです。
1度の人生ですから、自分が楽しいと思える事や夢中になれることを見つけて、それに邁進するのが本当の幸せなんじゃないかなと私は思います。
そういう意味で高校を退学することで、それに早く出会えたら儲けものだと思います。
ですから、高校を中退することは決してダメなことではないと思いますし、その後の自分の努力で色々と人生は変わるので、楽しいと思える事を早く見つけて欲しいなと思います。