高校を中退したという印象は世間的にはどんな感じ!?

こんにちは Nanaです。

高校中退者にとっては高校を中退した事を周りはどういう印象を持って見ているのか気になったりします。

親戚や周りの友達もさることながら、一番は就職活動のときに自分が高校を中退しているということが面接官にどういう印象を持たれているかということですよね。

私も高校中退を経て、大学・大学院と進学後に就職をしたので、その就職活動中には面接官によって色々と印象が違うんだなというのを実感しました。

今回は私の経験と世間で一般的にこういう風な印象を持たれていることが多いというのを交えて紹介していきたいと思います。

高校中退者の一般的な印象とは

自覚もあるとは思いますが、高校を中退した人は社会的にはいい印象を持たれている事はありません。

まず、中退理由を聞いていない段階では確実に印象が悪く、高校を中退したということは社会的にはこのような印象を持たれています。

  • 肉体面または精神的に弱く、すぐ病気になって休む人
  • 周囲に馴染めずに人間関係が構築するのが苦手な人
  • 他の人と比べて、我慢することが出来ないので、逃げるように辞める人

こういうイメージを持たれているから、企業によってはどうせ入社しても何かしら問題を起こしかねない。

だから、採用したくないので、面接せずに書類選考で落としてしまおうというようなところもあります。

どの企業がそういう方針で採用活動を行っているか分からないですが、頑張って就職活動しているのになかなか採用されないというのはこういう理由が裏にあるからです。

ですが、中退理由としては大病をして、登校をすることが出来なくなったとか留学したなどは仕方ないと思われるので、このような理由で中退した人は中退理由を知らせる事で悪い印象は持たれませんので、該当する人は履歴書などに一筆付け加えるといいかもしれません。

高校中退は中卒と同じ

また、高校を中退したままや高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)を取得しただけでは世間的には中卒と同じと見られていることが多いです。

特に誤解している部分としては高等学校卒業程度認定試験はあくまで高校卒業レベルの学力がありますという認定資格なだけで、それがイコール高卒ではありません。

履歴書を一生懸命書いたところで、認定試験合格はうちでは高卒とは思っていないという企業もあるので、認定試験に合格していても求人で高卒以上という条件の場合には応募する前に確認するのがおすすめです。

※専門学校や短大・大学を卒業していないと最終学歴は認定試験合格でも中卒扱いをするところもあります。

また、人によっては中卒は家の事情で高校に行きたくても行けなかった人という印象、高校中退は先程紹介したような印象で中卒よりも印象が悪いと考える人もいます。

高校を中退したという悪い印象を消す方法は

ここまで紹介してきたように高校を中退したことは世間の印象としてはかなり悪いです。

実際に高校を中退した経験のある人ならば、就職活動の際に悪い印象を持たれているというのは薄々感じることが多いと思います。

でも、高校を中退した過去はあるけれど、その後は人生の軌道修正を頑張ってきたから、そこを評価して欲しいと思いますよね。

そこで、高校を中退したという過去の悪い印象を消す方法を紹介していきたいと思います。

最終学歴を変える!

履歴書には学歴欄がありますので、高校を中退した人はそこに自分が高校を中退した事を書く必要があります。

その後に高等学校卒業程度認定試験に合格をしていたとしても、先程紹介したように高卒と扱われない可能性があります。

ですから、認定試験に合格したあとに専門学校や短大・大学に進学をして、卒業をすることが重要です。

もちろん高校を中退したという悪い印象を全て消せるわけではありませんが、その後に進学したところを卒業することで逃げて高校を中退したという印象が薄れます。

面接の時にも高校を中退したけれど、それをキッカケに頑張ろうという思いになって頑張って周りより勉強をして資格を取得したというような自己アピールにも繋がりますので、高校中退のままではなくどこかに進学して最終学歴を卒業という形にしましょう。

実際に私も大学入学資格検定(現:高等学校卒業程度認定試験)を経てからの大学進学でしたので、大学を卒業して大卒となるまでは自分は中卒なんだと思って、大学では一生懸命勉強をしました。

資格を取得しよう!

就職活動では履歴書を出しますが、その時に何か資格を持っていると持っていないでは印象が変わります。

例えば、難関と言われるような資格を持っている場合にはそれだけで就職口があったりしますので、高校を中退したという悪い印象をそれだけで払拭して就職することが出来たりします。

私の場合は特別な資格はありませんでしたが、昇進のときに必要とされたりするTOEICのスコアは700点以上あったのと大学院時代に海外で英語でプレゼンしたということを自己PRとして履歴書に書いていました。

それが英語がそこそこ出来る人という印象に繋がって、プラスの印象になったかなと思います。

面接の時の印象を良くするポイント

最終学歴を卒業にしたり、資格を取得することで書類選考で落とされる確率が低下すると思います。

そして、高校を中退したけれど、その後進学した学校での成績が極めて良かったり、難しい資格を取得しているとちょっと変わった人かもしれないけれど、経歴からして興味を持たれる事が多いです。

実際に私も就職活動の際に高校中退後にフリーターを経て、大学・大学院と進学していることや大学・大学院時代に周りよりも必死に勉強をしたのもあって極めて成績がよかったので、どんな人間か興味があったから来てもらいましたと面接のときに言われたことがあります。

ですが、ここでのポイントはちょっと変わった人と思われていますので、この人はうちの会社に就職したとして、周りと上手くやっていける協調性があるのか?になります。

もちろん他の志望者の人も協調性が重要なポイントではありますが、高校中退者の場合は少し別の尺度から採用するかしないかを見られていると私は感じました。

特に私は大学院時代の研究も1人でどんどんと進めるタイプで指導教員との1対1で進めている感じでしたので、優秀かもしれないけれど一匹狼タイプという感じに面接の時には思われていたと思います。

ですから、学業以外の大学での活動を通してチームワークが必要な場面ではこういう形で貢献が出来る人間ですというのを伝えるようにしていました。

高校を中退していることはどうしても周りとの協調性の面で不安視される傾向がありますので、グループ活動でどういう立ち位置で活動してきたかという話は用意しておいた方がいいと思います。

最後に

確かに高校を中退していることは世間的にはマイナスの印象を持たれています。

ですが、自分の頑張り次第ではそのマイナスの印象よりもプラスとなる材料をいっぱい作ることが出来ます!

高校を中退したから、自分の人生はダメなんだと思わずに1つ1つ自分なりに成長をしていけば、きっと道は開けると私は思います。

そのためにはまずは高校中退の最終学歴のままではなく、進学して人より勉強をして資格を取得して、そして卒業して何かを成し遂げられる人間なんだというのをアピールするのが重要です。

私もそれを実践することで人並み以上の企業に就職することが出来ましたので、みなさんにも頑張ってもらいたいなと思います!