台風への備え 食べ物はどうしたらいいか被災した人なりの考察

こんにちは Nanaです。

台風の備えとして、食料品や水を用意しておきましょうというのは当たり前の話なんですが、最低限どんな物をどれくらい用意しておいたらいいかまでは把握されていない方が多いと思います。

今回は台風19号で実際に自宅が床上浸水して、被災者になってしまった私がこの食べ物は役に立ったなどを紹介していきます。

一般的にこんな食べ物を用意しておけばいいよと言われている食べ物についても被災した立場から解説もしていこうと思うので是非参考にしてみて下さい!

台風の備えとして必要な飲み物

ペットボトルの水

飲食物の中でも一番重要なものは飲料水です。

人間は食べなくても大丈夫ですが、水を一滴も飲まないと、4~5日程度で死んでしまうと言われていますので、食べ物よりもまずは飲むための水です。

人間が1日に摂取すべき水分量は3リットルと言われていますので、2リットルのペットボトルで1人あたり1.5本、500ミリリットルのペットボトルならば6本必要になります。

そして、台風のときは停電や断水になる可能性があるので、1日分ではなく3日分は用意しておくと安全です。

つまり、一人あたり2リットルのペットボトルで4.5本、500ミリリットルのペットボトルで18本必要です。

水は台風のときに慌てて準備するよりは地震大国の日本で暮らしていくならば、普段から準備しておく方がおすすめです。

普段から防災意識を高めておくと、いざという時にもあれがないこれがないとならないですよ。

お茶やジュース類

大人はこういう災害時だから、水しか飲めなくても我慢することが出来ると思います。

しかし、私は先の台風で自宅が床上浸水をして感じたことですが、思っている以上に被災をするとストレスがかかります。

子供は大人よりも被災すると不安を感じてしまうと思いますので、普段飲んでいるようなお茶やジュースを準備しておくとストレス軽減の効果があると思います。

大人の私ですら、普段飲んでいるお茶を飲むことでストレスと緊張で張り詰めていたときにほっとしたので、お子さんがいる方は水だけではなくお茶やジュース類を用意してあげるといいと思います。

一番いいのは普段からペットボトルで自宅にある程度ストックをしておくことだと思います。

私は被災する前から自分で普段飲む飲み物に関しては一箱ほど常にストックするようにしています。

台風の備えとして必要な食べ物

お米

米を主食としている日本人にとっては地震や台風のときでも食べたいものがお米です。

台風接近前にお米を炊く時間があるならば、お米を炊いておにぎりを作っておくというのもありですが、暑い時期は食中毒もあるので、出来れば台風接近前に食べておくのがいいと思います。

代わりに台風で被災をした時のためにパックライスを用意しておくといいですが、停電になると電子レンジで温めることが出来ないので注意が必要です。

むしろ、被災した人からすれば、停電になっても先ほど紹介したようにペットボトルの水さえあれば、食べることが出来るアルファ米の方がおすすめです。

炊き込みご飯やドライカレーなど色んな味が作られているので、白米だけではないので子供でも美味しく食べられると思います。

パン

日本人はお米を主食をしている方が多いですが、朝はパンを食べているという方もいます。

菓子パンや惣菜パンは調理後数日間は食べることが出来るものもありますので、台風が接近というニュースを聞いたら、購入をしておくのもいいと思います。

ただし、パン類でもサンドイッチなどは常温での保存はおすすめできないので、停電も考慮して保存がきくものを選ぶようにしましょう。

また、防災用のパンの缶詰というのもありますので、アルファ米のように防災食としてストックしておくこともおすすめです。

インスタント食品

災害時にはカップラーメンやレトルトカレーのようなインスタント食品もおすすめです。

通常はお湯を入れて食べるカップラーメンやカップ焼きそばですがお湯ではなく水を入れて30分~1時間くらいすれば食べることが出来ます。

もちろん停電に備えて、カセットコンロとガスボンベを用意しておくことも大事ですが、水でも美味しく食べられるというのを覚えておくといいと思います。

レトルトカレーの方も調理されているので、温めなくても食べることが出来ますのでアルファ米とレトルトカレーを組み合わせれば、冷えてはいますがカレーライスを食べることが出来ます。

そして、停電のときにカセットコンロとガスボンベを用意するときに懐中電灯やランタンも用意するのを忘れずにして下さい。

真っ暗の中ではお湯を沸かす事すら出来ません。

缶詰

お米やインスタント食品で炭水化物を摂取することは出来ますが、栄養バランスを考えるとタンパク質が不足していますよね。

ですから、コンビーフの缶詰やさばの味噌煮の缶詰を用意しておくとアルファ米を食べるときのおかずになるので、これも準備しておくといいです。

ただし、停電になってから缶詰を開けるのに缶切りがないとならないように前もって缶詰と一緒に缶切りを用意しておくのも忘れないようにしましょう。

また、フルーツ類やみつ豆のようなデザート風味の缶詰はストレスで食欲が落ちてしまった子供に食べさせるのにもピッタリなので準備しておくといいと思います。

※最近の缶詰は缶切りがなくても開けられる「プルトップ」が多いです。

コーンフレークと豆乳

個人的に防災食として最強と思っているのがコーンフレークです。

コーンフレークだけではメインが炭水化物なのでバランスがよくないですが、そこに豆乳をかければ植物性タンパク質も補給することが出来ます。

こうやって紹介すると普段から牛乳にコーンフレークかけて食べていますという人もいると思います。

ですが、牛乳はロングライフ牛乳という常温保存可能な特別な牛乳ではない限り、停電となったときに傷んでしまいます。

台風は夏場~秋に来ることが多いので常温保存が可能な豆乳ならば、食中毒の可能性も低くなるので個人的にはおすすめしてます。

実際に私も被災してから数日間は家の片付けなどに時間を取られて食べ物を買いに行ったり貰いに行く気力がなかったので、コーンフレークと豆乳で生活をしていました。

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キッコーマン飲料(豆乳)

お菓子

先程、お茶やジュース類が子供にとってはストレス軽減になっていいと紹介をしましたが、お菓子も同様にストレス軽減にいいです。

お菓子の種類としては自宅が万が一床上浸水してしまった場合には非常に不衛生な状況となりますので、なるべく手で直接触れなくても食べられる物がおすすめです。

例としてはチョコレートやビスケットがおすすめですが、個装されているタイプを選ぶ方が衛生的です。

最後に

台風への備えとして、食べ物飲み物で優先すべきなのはまずは飲料水です。

これさえあれば、人間はある程度生きることが出来るので、最悪の場合それだけあれば食べ物は自治体などの支援を待つということも出来ないわけではないです。

そして、台風や地震など災害のときに役立つ食べ物は調理が不要ですぐに食べることが出来るものかつなるべく長期保存が出来るか、普段から食べている物です。

私はコーンフレークを食べる生活を普段からしていたので、被災をしてからもコーンフレークを食べている事で食生活に関してはそんなにひどい生活をしていると感じることはありませんでした。

ただ、朝晩コーンフレークだと飽きてしまいますので、その時にアルファ米だったりインスタント食品を食べていましたが、普段どおりとは言わないまでも被災してもそれなりの食生活をおくることが出来ると思います。