マンションでの台風対策 備蓄・窓ガラス・車など備えるべきこと!

こんにちは Nanaです。

2019年の台風19号で以前に住んでいた戸建て住宅が内水氾濫で床上浸水というのを体験しました。

それで現在住んでいるマンションへ引越したわけなんですが、台風とか大雨と聞くだけで恐ろしいと思ってしまうようになってしまったんですよね。

それ以来、やたらと防災意識が高くなってしまって、あれこれと以前よりも準備をするようになりました!

そこで今回は時期的にも梅雨や台風のシーズンに向けて、台風で被災した人なりにマンションでの台風対策はどうしたらいいかを徹底的に考えてきました!

マンションでも洪水や土砂崩れの危険はある!

マンションは戸建てと比べると比較的安全だと考えがちです。

ですが、大きな台風となれば河川のそばや崖を背負っていると洪水や土砂崩れの可能性がありますので、うちは大丈夫と思っているのは危険です。

大きな台風が接近する前に自分の住んでいるマンションの周りはハザードマップでどういう被害の可能性があるのかを確認しておくことが重要です。

浸水が3メートル以上の可能性があるとハザードマップにある場合にはマンションの1階は完全に浸水するので、覚悟も必要です。

実際に私が住んでいた戸建てはハザードマップでは0.5~3m未満の浸水があるとありましたが、台風19号では家の中の階段の3段目までが完全に浸水をしました。

おそらく家の前の道路からだと高さで50センチ以上はあるので、本当にハザードマップで書いてある通りだったというわけです。

ですから、マンションだから洪水や土砂崩れの心配は大丈夫と思わずにハザードマップで確認を行うようにして下さい!

アンケート調査によると4割の人が見たことがないらしいですが、被災した人からすれば、絶対に見て!という感じです。

ハザードマップは国土地理院のこちらのページから確認できますので、是非どうぞ!

参考 ハザードマップポータルサイトハザードマップポータルサイト

マンションでの台風対策:水の確保

飲料水の確保

飲料水は1人あたり1日3リットル必要と言われています。

これを1人あたり2~3日分用意しておく必要がありますので、2リットルのペットボトルで4.5本、500ミリリットルのペットボトルで18本必要です。

家族が多い場合にはこれだけの本数を用意しておくのは大変でしょうが、日本は地震大国でもあるので、台風だけではなく地震にも備えて普段から飲料水を備蓄しておくようにしましょう。

また、小さい子供がいる場合には水以外にも普段から飲んでいるようなお茶やジュースを用意してあげるとストレス軽減の効果があると思うのでおすすめです。

実際に私も被災した時に普段から飲んでいる飲み物を買い置きしていたので、それを飲んで過ごす事で被災生活をしている!というストレスが幾分か緩和されていたと思います。

他にはカップラーメンなどを作る時に備えて、沸かしたお湯をポットに入れておくのも重要です。

生活用水の確保

台風で停電をするとトイレが流せないという状況になります。

この際に生活用水用として、お風呂に水を貯めておけばトイレを流す時に使うことが出来ます。

ですから、台風が接近してくるときにはなるべく早くにお風呂をすませて浴槽内に水を貯めておくようにしましょう。

一般的な浴槽には200~250リットルの水を貯めておくことができ、トイレを流すにはバケツ1杯分(6~8L程度)の水が必要とされています。

浴槽内に水を貯めるならば、バケツもしっかりと用意しておきましょう。

参考 停電の場合のトイレの使用(洗浄方法)について| 緊急用応急処置とサポート | お客様サポート | TOTO停電の場合のトイレの使用(洗浄方法)について| 緊急用応急処置とサポート | お客様サポート | TOTO

また、台風が来るシーズンは暑い時期が多いので、停電となってお風呂が入れなくなったら、浴槽内に貯めておいた水を使って、タオルで体を拭くということも出来るのでおすすめです。

他にも入院中にお風呂に入れない時に体を拭くようなシートを用意しておくのもいいと思います。

マンションでの台風対策:食料の確保

台風に備えて、水と同じように食料も2~3日分用意しておく必要があります。

停電や断水にもなる可能性が高いので、なるべくならば手間がかからずに食べられる物を用意しておくのがおすすめです。

お米

台風接近前に炊飯器でお米を炊いて、おにぎりにしておくのがまずはおすすめです。

しかし、台風が来る時期は食中毒の危険性もある時期ですので、おにぎりを作る時にはラップでおにぎりをにぎって、早めに食べるようにしましょう。

停電になった場合やその後の主食としてのお米としては水さえあれば作れるアルファ米を用意しておくのがおすすめです。

私も床上浸水して被災生活中にはお米も炊けない状態でしたので、防災用品のアルファ米にお世話になっていました。

パン

お米と同じく主食であるパンですが、台風接近に備えて2~3日常温で日持ちのする惣菜パンなどをスーパーやコンビニエンスストアで購入しておくのがおすすめです。

栄養面でも惣菜パンならば、炭水化物以外の物も摂取できるので食パンなどよりおすすめです。

また、子供向けにも菓子パンなどがあれば、ストレス軽減にもなると思うので準備してあげるといいと思います。

防災用のパンとしては缶詰のパンというのがありますが、こちらもアルファ米と同じように防災食として普段からストックしておくといいと思います。

インスタント食品

インスタント食品でおすすめなのはカップラーメン類とカレーです。

お湯がないと食べられないように思われますが、カップラーメン類はお湯の代わりに水を入れて30分~1時間くらいすれば食べることが出来ます。

カセットコンロとガスボンベを用意してお湯を沸かせるようにしておくのも大事ですが、水だけでも食べられると覚えておいてください。

また、レトルトカレーも既に調理済みとなっているので、温めなくても食べることが出来ます。

コーンフレーク

個人的にイチオシはコーンフレークと豆乳(豆乳は牛乳と違って消費期限長く保存に向く)です。

袋から容器に取り出して、スプーンで食べるだけなので、調理の必要がなく、こういう事態の時にも向いています。

そして、コーンフレークを普段から朝食に食べていると停電になってしまって調理が出来ないし、何を食べようとならないので、被災してもストレスにならずにすみます。

被災したせいか私は家にコーンフレーク類を数カ月分ストックしてます。

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マンションでの台風対策:停電対策

エアコンが停止したときに備えて

台風が来るシーズンというのは暑い時期が多く、まだまだエアコンがないと過ごしにくい時期です。

しかし、台風接近中に停電となると、エアコンも扇風機も停止してしまい窓は開けられないという状態になり、熱中症の危険性があります。

ですから、停電に備えて、保冷剤やペットボトルの水を凍らせておくのがおすすめです。

保冷剤やペットボトルは停電になったときに暑さ対策として、自分の『首、脇、股』を冷やして、体を冷やす事に使ったり、冷蔵庫の物が傷まないように冷凍庫から取り出して入れておくという使い方が出来ます。

私が台風19号で自宅が浸水して停電になったときも保冷剤を冷蔵庫に入れていました。

また、手持ち扇風機や首掛け扇風機ならば、充電式や乾電池式なので停電をしていても体を冷やすために使うことが出来るので準備しておくといざという時に便利です。

団扇や扇子なども扇ぐことで暑さを和らげてくれますので、準備をしておきましょう。

オール電化のキッチン対策

マンションの中にはオール電化で停電になると調理が出来ないというところもあります。

オール電化の家の場合には停電に備えて、カセットコンロとガスボンベを用意しておく必要があります。

お鍋を食べる時に卓上でカセットコンロを使っている人も多いと思いますが、ガスボンベを常に6本くらいストックしておくと安心です。

携帯・スマートフォンの充電

スマートフォンがあれば、現在台風がどこら辺にいるのかや避難指示が出たとか情報収集をするのにとても便利です。

私も台風19号で被災した時には夜中中、スマホで近所の河川が決壊しないかどうかを見ていました。(実際にかなり危なかったようです)

ですから、携帯やスマホはフル充電して、さらに乾電池が使える充電器やモバイルバッテリーを用意しておくのが重要です。

懐中電灯やLEDランタン、ラジオの用意

台風などで停電になると近所も全て真っ暗という状況になり、とても不安になります。

特に小さい子供などはいつもと違う状況になってしまうことで怯えてしまうかもしれません。

ですから、そこら辺を照らすための懐中電灯も必要ですが、部屋の明かりとしてLEDランタンを用意しておくのがおすすめです。

また、停電になるとテレビから情報を得ることが出来なくなるので、携帯ラジオを用意しておくことも重要です。

どちらを使う場合にも乾電池が必要ですので、乾電池を用意しておきましょう。

マンションでの台風対策:窓ガラス対策

マンションでの台風対策として重要なのが窓ガラス対策です。

私の住んでいるマンションもそうですが、雨戸がついていないマンションの場合には飛んできたものがガラスを突き破ってきて中の人が怪我をする可能性があります。

対策としては窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っておくと、ガラスが割れた時に飛び散らないように出来るので怪我をするリスクを下げることが出来ます。

しかし、事前に飛散防止フィルムを貼るまでの準備が出来ないという場合には窓ガラスに内側からガムテープや養生テープをクロスに貼ることで飛散を防ぐことが出来ます。

ガムテープの方が養生テープよりは強度が増しますが、糊分がガラス面にこびりついてしまうことがあるので、その際にはテープ剥がしを使って剥がすようにしましょう。

そして、カーテンもしっかりと閉めておくのも忘れないようにして下さい。

また、自分の部屋の外のバルコニーやベランダに置いてあるものが一番危険ですので、植木鉢などはもちろんのこと、洗濯の時の物干し竿や洗濯バサミも室内に片付けておきましょう。

出来る限りバルコニーやベランダには何も置かないようにするのが理想です!

台風の時は車も対策しよう

私自身の台風19号の時の反省点でもあるのですが、家にばかり気を取られていて、車の対策が疎かになることが多いです。

実際に私の場合は家も50センチ以上の床上浸水をしたので、外の駐車場にとめておいた車も同様に水没という結果になりました。

マンションの場合には駐車場が地下駐車場だったり地下に潜る機械式駐車場の場合には水が流れ込んできて、車が水没というパターンが十分想定出来ます。

車が水没したら、中に入ってしまった水は泥水なので修理も可能ではありますが、臭いや部品の劣化、電気系統の故障・トラブルに悩まされることになるので廃車になる可能性が高いです。

私の場合も家にあった2台とも廃車になりました…

ですから、大きな台風が接近といった場合にはハザードマップで確認の上で安全な場所にある屋内駐車場へ一時的に避難をさせておくことで水没から逃れることが出来ます。

水没すれば、車両保険があっても大きな損害額になりますから、一晩や二晩の駐車場代くらいはケチらずに早めに避難させておくのがおすすめです!

車のガソリンは満タンにしておこう

台風で近所が浸水したり、停電になった場合には台風に備えて備蓄した飲食物が底をついてきてしまいます。

そうなると自家用車で買い出しに行かないといけないわけですが、皆さん近所のスーパーやコンビニエンスストアに殺到をします。

ですから、車で普段より少し遠方まで買い物に行かないと物資が手に入らないというわけでなので、車のガソリンを満タンにしておくのが重要です。

電気が止まるとガソリンスタンドも営業できない状態になりますので、事前の準備としてガソリンを満タンにした上で安全な場所へ車を避難させておきましょう。

貴重なものはトランクルームへ避難させよう

昨年の台風19号ではマンションの1階が水没したというのがありました。

河川のそばのマンションではこういう可能性もあるので、浸水して来てしまうかもしれないと思ったら、自分達が避難するのも当然ですが、駐輪場に置いておくのが嫌で自宅にしまっている自転車や大事なものなどだけでも近くのトランクルームへ避難させるのもおすすめです。

1日単位で貸してくれるトランクルームは少ないですが、自宅が浸水してしまって貴重な物が失われるリスクを考えたら検討してみる価値はあると思います。

私の場合は台風19号で自宅が浸水して、住めなくなってしまった後にレンタル物置へ使えるものだけ一時的に新居が見つかるまでに避難させていましたが、とても便利でした。

借りる際には入れたい物が入らないということがないように実際にトランクルームに行ってサイズを確認してから契約をして下さい。

最後に

台風19号で戸建ての自宅が床上浸水して被災して防災意識レベルがかなり上ってしまった人がマンションでの台風対策をあれこれと考えて紹介してみました。

車を避難させたり、トランクルームに貴重品を預けようなんていうのはかなりオーバーな様な気もしますが、失った人ならではの観点かなと思ったりしています。

昨年の台風19号も本当に恐ろしかったですが、これから地球温暖化で大きな台風が多くなるとも言われていますので、みなさんもしっかりと自衛をしてくださいね。